《元代丝绸之路史论稿》
　本书收录了北京大学历史学系党宝海教授关于元代丝绸之路沿线史地的相关研究。本书所讨论的“丝绸之路”分陆上与海上两条道路。陆上丝绸之路地理范围主要是今天的中国新疆,特别是以高昌(遗址在吐鲁番市高昌区东南,元代常称为火州,实为高昌的音变)和北庭(遗址在吉木萨尔县北,在元代常称为别失八里,为突厥语“五城”)为中心的高昌回鹘-畏兀儿王国。个别论题会西扩至中亚乃至西亚,东扩至河西地区。海上丝绸之路地理范围不仅包括今天的南海,还包括中南半岛地区东部、印度洋北部、波斯湾地区和阿拉伯半岛南部。本书第一章集中研究畏兀儿王国的王室亦都护(Iduqqut)家族;第二章主要讨论东迁内地的西域人家族;第三章讨论河西地区的元代文献与商品;第四章的主题是元朝和安南的关系;第五章的主题是元代中国与波斯湾地区及阿拉伯半岛南部的关系,也涉及欧洲商人、传教士通过印度洋航路往来于中国和欧洲的情况。

　本書は北京大学歴史学系の党宝海教授による元代シルクロード沿線の歴史に関する研究を収録しています。本書で論じられている「シルクロード」には陸上と海上の二つの道があります。

　陸上シルクロードの地理的範囲は主に現在の中国新疆で、特に高昌(遺跡はトルファン市高昌区の東南にあり、元代はよく火州と呼ばれ、実は高昌の音の変化である)と北庭(遺跡は吉木薩爾県北部にあり、元代ではよく別失八里と呼ばれています。チュルク語で「五城」です)を中心とした高昌回鶻・兀児王国でした。個別の論題は西は中央アジアや西アジアに広がり、東は河西地区に広がります。海上シルクロードの地理的範囲は現在の南シナ海だけでなく、インド洋北部、ペルシャ湾地域、アラビア半島南部も含まれていました。

　本書の第一章はブルガール王国の王家と都護(Iduqqut)家を集中的に研究しています。第二章は主に内陸に移った西域人家族について討論し、第三章では河西地区の元代文献と商品に焦点を当てています。第四章のテーマは元朝と安南の関係であり、第五章では元時代の中国とペルシャ湾地域やアラビア半島南部との関係に触れています。さらに、ヨーロッパの商人や宣教師がインド洋航路を通じて中国とヨーロッパを行き来した事例も取り上げています。

前言
上编
第一章 畏兀儿亦都护家族史研究
第一节 《马可·波罗行纪》畏兀儿君主树生传说补证
第二节 元代火州之战年代辨正
第三节 元代畏兀儿亦都护的世系
第四节 亦都护高昌王帖睦儿补化卒年考
第二章 东迁的西域家族
第一节 元代畏兀儿蒙速速家族供养图考
第二节 魏公村考
第三节 11—13世纪中国的两个景教家族
第四节 关于元朝犹太人的汉文史料
第三章 西域、河西地区的文献与商品
第一节 吐鲁番出土金藏考
第二节 黄文弼先生所获元代汉文文书浅识
第三节 敦煌元代汉文官文书续考
第四节 古代丝绸之路上的杭州产品
第五节 古代丝绸之路上的河西商品
下编
第四章 元朝、安南的战争与和平
第一节 13世纪后期元朝与安南的外交文书
第二节 甲申元越战争中的安南汉人与张显汉军
第三节 关于元越白藤江之战的三个问题
第五章 古代中国与印度洋地区的海上交往
第一节 元朝与伊利汗国的海路联系
第二节 13—14世纪欧洲与中国之间的印度洋航路
第三节 8—15世纪的中国与也门
参考文献

党宝海,历史学博士,北京大学历史学系副教授。主要从事中国古代史、蒙元史、古代中外关系史的科研和教学,著有《蒙元驿站交通研究》《马可波罗眼中的中国》等。近年来一直参加北京大学历史学系的海上丝绸之路研究项目。