《醴陵钟鼓塘元代窑址》

　醴陵窑是分布于湖南省醴陵市沩山镇、枫林镇等区域的大型窑场,沩山窑区是醴陵窑的核心区,在这一区域分布有宋元及清代民国时期的青白瓷和青花窑址80余处。2015年,经国家文物局批准,湖南省文物考古研究所等对位于沩山的钟鼓塘元代窑址(Y15)进行了主动性考古发掘,揭露出一座龙窑及其废弃产品堆积。Y15为长斜坡龙窑,出土瓷器以涩圈叠烧的青白瓷或青瓷为主,芒口器极少。器形有碗、盏、盘、碟、高足杯、灯盏等,部分器型仿龙泉窑。醴陵与江西萍乡接壤,源自萍乡的渌江两岸是湘赣文化廊道之一,醴陵窑的青白瓷与萍乡南坑窑等江西青白瓷窑场的窑业面貌十分相似。这座窑址的发掘揭示出醴陵窑从青白瓷向仿龙泉青瓷转变的过程,进一步完善了醴陵窑的窑业面貌,为深入研究醴陵窑的技术体系与发展脉络提供了新材料。

　醴陵窯は湖南省醴陵市沩山鎮や枫林鎮などの地域に分布する大型窯場であり、沩山窯区が醴陵窯の中心的な区域です。この地域には、宋元および清代・民国時代の青白瓷や青花窯址が80余り存在します。2015年には、国家文物局の承認を受けて、湖南省文物考古研究所などが沩山の鐘鼓塘元代窯址(Y15)を積極的に発掘調査しました。その結果、龍窯とその廃棄物の積層を明らかにしました。
　Y15は長斜面の龍窯で、出土した陶磁器は主に涩圈叠烧の青白瓷または青瓷であり、芒口器はほとんどありませんでした。器形には碗、盞、盤、碟、高足杯、灯盞などがあり、一部の器形は龍泉窯を模倣しています。醴陵は江西省萍郷と接しており、萍郷から流れる渌江の両岸は湘贛文化廊道の一つであり、醴陵窯の青白瓷と萍郷南坑窯など江西省の青白瓷窯場の窯業風貌は非常に似ています。この窯址の発掘は、醴陵窯が青白瓷から龍泉青瓷への転換過程を明らかにし、醴陵窯の窯業風貌をさらに完全なものにしました。また、醴陵窯の技術体系や発展の系譜を深く研究するための新しい資料を提供しました。