《苏州碑刻访见录》

　苏州碑刻之多,实不胜数。明清两代,苏州工商繁盛,财力充沛,官衙、寺观、祠堂、公所、会馆到处立碑,或记述修建始末,或记捐款人姓名,或刻官府告示,或刻同业公议条规,种种不一。另有文人学士好摹刻名帖传世,往往镌于条石嵌置园廊以供欣赏。本书收录近200方散落在苏州姑苏区、吴中区、吴江区各处的碑刻,这些碑刻往往散落民间,湮没无闻。作者逐一释文。通过点校和研究,揭示历史和背后的故事,使得书写在石碑上的史诗跃然于读者眼前。

　蘇州の碑刻は非常に多く、数えきれません。明清の二代にわたり、蘇州は商工業が盛んで、財力が充実していました。官衙、寺観、祠堂、役場、会館の至る所に碑を建て、その建立の経緯や寄付者の氏名、役所の告示、同業の公議条規などを刻んでいました。また、文人学士によって書かれた名帖も石に刻まれ、園廊に嵌め込まれて鑑賞に供されました。本書には蘇州の姑蘇区、呉中区、呉江区の各所に散在する約200の碑刻が収録されていますが、これらの碑刻は往々にして民間に散在し、消息不明となっています。作者はそれぞれの碑刻について詳細な解説を加え、校閲と研究を通じてその歴史や背後の物語を明らかにし、石碑に刻まれた叙事詩を読者の目の前に蘇らせます。