《中国佛教文化史　全五册》

　南开大学教授孙昌武著。这是一部全面、细致地描述中国佛教文化发展历史、阐发中国佛教文化伟大成就、总结中国佛教文化发展规律的著作,也是迄今为止有关这一题目论述最为全面、说明最为翔实、资料最为丰富的著作。
　全书180万字,分三编。中国佛教文化的发展历史被划分为四个时期:佛教在两汉之际传入中土,至东晋后期道安、慧远奠定中国佛教与佛教文化的基本规模,算作是中国佛教的草创阶段,为第一期,列为第一编。此后南北分立,政治纷乱,佛教得到更大的发展机缘,并广泛地影响到诸多文化领域,取得多方面成就。这是佛教在中国大发展、逐步实现“中国化”的时期,可算作第二期,为第二编。隋初天台宗形成,唐初出现一系列佛教宗派,标志着佛教“中国化”的完成,中国佛教从此到两宋之际进入了自主发展的鼎盛时期,是为第三期。后来理学兴起,佛教走向衰微,在理论上已少有思想建树,但是对于思想、文化的发展仍继续发挥不可忽视的影响;在信仰上则走上与儒、道和民间宗教相融合的潮流,并延续至今,此为第四期。第三、四期合为第三编。此外,本书还有导论、主要参考书目等,方便大家参考使用。

---

　本書は、南開大学の教授である孫昌武氏の著書で、中国仏教文化発展の歴史を全面的かつ詳細に述べ、中国仏教文化の偉大な成果を明らかにし、その発展の法則をまとめたものです。これまでこのテーマに関する論述として、最も全面的で的確な説明がされ、資料が豊富な著作です。
　全書は180万字で、三編に分かれています。中国仏教文化の発展歴史は四つの時期に区分されています。まず、仏教が両漢時代に中国に伝わり、東晋後期の道安や慧遠が中国仏教と仏教文化の基本規模を定めるまでの草創期が第一期であり、第一編で扱います。その後、南北朝時代の政治的混乱の中で仏教は大きな発展を遂げ、多くの文化分野に広く影響を与えました。これが仏教の中国化が進んだ第二期であり、第二編で扱います。隋初に天台宗が形成され、唐初に一連の仏教宗派が現れることで、仏教の中国化が完成しました。中国仏教は両宋時代に自主的発展の最盛期に入り、これを第三期とします。その後、理学の興隆と共に仏教は衰退しましたが、思想と文化の発展に対する影響は続いており、儒道や民間宗教と融合して現在まで続いています。これを第四期とし、第三、第四期を合わせて第三編で扱います。本書にはこのほかに序論や主要参考図書目録なども含まれており、参考資料としても便利です。

孙昌武,男,1937年9月2日生。辽宁营口人。南开大学文学院教授。曾任日本神户大学、韩国岭南大学客座教授,日本京都大学人文科学研究所外国人研究员。主攻隋唐五代文学、佛教文学,著有《柳宗元传论》 、《唐代古文运动通论》、《佛教与中国文学》、《中国佛教文化史》、《禅宗十五讲》等,古籍整理有《观世音应验记(三种)》、《祖堂集》等,译作有《中国诗歌原理》、《中国的神话传说和古小说》等。