《从化横岭　新石器时代遗址发掘报告》

　横岭遗址2013年度共发掘清理新石器时代晚期灰坑25个,形状多不规整,分布也比较散乱。也发现一些可能与干栏式建筑有关的柱洞,但看不出分布规律。最重要的发现是东部山顶上的墓地,墓地四至基本明确,49座墓葬大致呈东西向分布,均开挖在风化的岩石中,坑壁明显,排列有序,随葬陶圜底罐、圈足罐、釜、鼎、豆及石锛、斧、凿、环等。
　由于酸性红壤的埋藏环境下无任何有机物保存下来,横岭遗址出土遗物以陶器和石器为主,有极少量玉器。陶器多残损,以陶片占绝对多数,可复原器很少,多为墓葬随葬品。陶器主要有各类罐、釜、鼎、豆,此外有少量器盖、支座、纺轮等。石器中工具类以石锛数量最多,其次是石镞、斧、刀、凿、杵、锤、球和砺石等,装饰品只有石环一类。有很少量的玉器,器类有玉环、镯、锛等。
　横岭遗址没有理想的测年数据,主要是依据墓葬出土可复原典型陶器的类型学研究将新石器时代晚期遗存分为前、后两期,年代距今约4600~4300年,起始年代大致与目前认为的石峡文化早期相当,结束年代略早于以石峡遗址M45等为代表的石峡文化晚期遗存,中间没有缺环。经过与周邻地区新石器时代晚期考古学文化比较,可以认为横岭遗存是珠江三角洲北部地区新石器时代晚期晚段特征相对鲜明的一个文化类型,既有珠江三角洲本地的文化因素,又明显融合了粤北石峡文化和粤东虎头埔文化的因素,还间接吸收了源自良渚文化、昙石山文化甚至屈家岭文化的因素,显示出珠江三角洲平原远古文化包容并蓄、融合发展的属性特征。

　横嶺遺跡は2013年度に新石器時代晩期の灰坑25基を発掘・整理しましたが、形状は不規則で、分布も比較的散乱していました。幹欄式建築と関連する柱穴も発見されましたが、分布規則は確認されませんでした。最も重要な発見は東部山頂の墓地で、墓地の範囲は基本的に明確であり、49基の墓はほぼ東西方向に並んでいます。これらの墓は風化した岩石の中にあり、穴壁は明確で整然と配列されており、陶圜底缶、圏足缶、釜、鼎、豆、および石鏃、斧、鑿、環などが副葬されていました。
　酸性赤土の埋蔵環境下では有機物は保存されていないため、横嶺遺跡の出土遺物は陶器と石器が主で、ごく少量の玉器があります。陶器は多くが損傷しており、陶片が大多数を占め、復元できる器は少なく、その多くは墓の副葬品です。陶器には各種の缶、釜、鼎、豆があり、少量の器蓋、支台、紡輪などもあります。石器では、石鏃の数が最も多く、次いで斧、刀、鑿、杵、槌、玉、礪石などがあり、装飾品としては石環が見られます。少量の玉器があり、玉環、腕輪、鏃などがあります。
　横嶺遺跡には理想的な年代測定データがなく、主に墓から出土した復元可能な典型的な陶器の類型学研究に基づいて新石器時代晩期の遺跡を前期と後期の二つに分けています。年代は約4600〜4300年前と推定され、開始年代は石峡文化早期とほぼ同じで、終了年代は石峡遺跡M45などの石峡文化晩期の遺跡よりも少し早い時期とされています。周辺地区の新石器時代晩期の考古学文化と比較した結果、横嶺遺跡は珠江デルタ北部地区の新石器時代晩期の特徴が比較的明瞭な文化類型であり、珠江デルタの地元の文化要素を持つだけでなく、粤北石峡文化と粤東虎頭埔文化の要素を明らかに融合し、良渚文化、曇石山文化、さらには屈家嶺文化の要素も間接的に吸収していることがわかりました。これにより、珠江デルタ平原の太古の文化が包摂し、融合し発展した特徴を示しています。