《春秋公羊疏　上下　全二册》

　《春秋公羊疏》今有國家圖書館藏宋本,惜僅存前七卷。日本名古屋蓬左文庫藏《公羊疏》鈔本三十卷,每半葉十二行,行二十字至二十五字不等,無界欄。據其避宋諱闕筆至桓、完止,知鈔自宋本。今《公羊》單疏鈔本三十卷全帙具在,與後世注疏本相比勘,若卷第之參差、文字之異同、體例之變易,皆可據單疏本推知。單疏本可正注疏本之失,又可矯學者論斷之偏及還原何氏《解詁》舊貌。今上海古籍出版獲得蓬左文庫授權,首次高清彩色影印單疏鈔本,附録高水平解題、校理,以及馮曉庭先生《蓬左文庫<春秋公羊疏>鈔本考釋》一文。

---

　『春秋公羊疏』は、現在国家図書館に宋本が所蔵されていますが、残念ながら最初の七巻のみが現存しています。日本名古屋の蓬左文庫に所蔵されている『公羊疏』の抄本は全三十巻で、各葉には十二行があり、一行あたり二十字から二十五字が書かれています。欄外はありません。
　宋代の諱を避けるために欠筆が見られることから、この抄本が宋本に基づいていることが分かります。現在、『公羊』単疏の抄本三十巻が完全に揃っており、後世の注疏本と比較することで、巻の順序、文字の違い、体裁の変化などが推測できます。単疏本は注疏本の誤りを正し、また学者の判断の偏りを修正し、何氏『解詁』の旧貌を復元する助けとなります。
　今回、上海古籍出版社は蓬左文庫の許可を得て、初めて高精細なカラー影印による単疏抄本を出版しました。付録として、高水準の解題、校理、および馮曉庭先生の『蓬左文庫「春秋公羊疏」抄本考釈』を収録しています。

劉玉才,北京大學中文系教授、中國古文獻研究中心主任,北京大學教材建設博雅特聘教授,兼任國家古籍整理出版領導小組成員,國家社科基金重大項目“國家圖書館藏未刊稿整理研究”“兩漢經學佚籍的新輯與研究”首席專家。主要研究方向爲中國古典文獻學、中國文化史和東亞文化交流史。有《清代書院與學術變遷研究》、《中國古代文化史》(主編之一)、《傳承與新變》、《十三經注疏校勘記》(整理)等論著。

徐彥,唐貞元慶長間經學家。

郜積意,湖南大學岳麓書院教授,治學領域集中在兩漢經學文獻的整理與研究方面,著有《兩漢經學的曆術背景》、《<史記><漢書>年月考異》、《義例與用字 : 何氏公羊綜考》等,點校整理有《穀梁古義疏》等。

石傑,山東大學古典文獻專業博士生。