《儀禮疏》

　日本宫內廳書陵部藏《儀禮疏》寫本,殘存卷十五、卷十六兩卷。半葉七行,行十八字。卷首第一行頂格題“儀禮䟽卷第幾”,次行空兩格題“唐朝散大夫行大學博士弘文館學士臣賈公彥等撰”。抄寫時間在安元二年(1176,南宋孝宗淳熙三年)以前,所據乃一漫漶較少的宋代初刻早印本。
　宫內廳本是現存唯一一部直接源出南宋國子監刻單疏本初刻印本的《儀禮》單疏本,也是現存唯一一部中國宋代時期的《儀禮》版本實物,還是現存產生年代最早的《儀禮》單疏本,是研究《儀禮疏》版本版本源流的關鍵文獻。
　本次以宮內廳書陵部藏本爲底本彩色影印,由杜以恒博士撰撰寫解題,並以黃丕烈影宋抄單疏本、清汪士鐘影宋刻單疏本、明嘉靖陳鳳梧刻《儀禮注疏》、清嘉慶十一年(1806)刊刻的張敦仁本刻《儀禮注疏》、朱熹《儀禮經傳通解》、魏了翁《儀禮要義》等本進行校理,附録校勘記。

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　日本宮内庁書陵部所蔵の『儀礼疏』写本は、巻十五と巻十六の二巻が現存しています。半葉には七行あり、各行には十八字が書かれています。巻首の第一行には「儀礼疏巻第幾」と題され、次の行には「唐朝散大夫行大学博士弘文館学士臣賈公彦等撰」と記されています。写本の抄写時期は安元二年(1176年、南宋孝宗淳熙三年)以前で、宋代初刻の比較的早い印本を基にしています。
　宮内庁本は現存する唯一の直接南宋国子監刻単疏本初刻印本からの写本であり、中国宋代の『儀礼』版本実物としても唯一のもので、さらに現存する最も古い時期の『儀礼』単疏本でもあります。この写本は『儀礼疏』版本の源流を研究する上で重要な文献となっています。
　今回、宮内庁書陵部所蔵本を底本とし、カラー影印が行われました。解題は杜以恒博士が執筆し、黄丕烈影宋抄単疏本、清汪士鐘影宋刻単疏本、明嘉靖陳鳳梧刻『儀礼注疏』、清嘉慶十一年(1806年)刊行の張敦仁本刻『儀礼注疏』、朱熹『儀礼経伝通解』、魏了翁『儀礼要義』などの本を校理し、校勘記を付録しています。

劉玉才,北京大學中文系教授、中國古文獻研究中心主任,北京大學教材建設博雅特聘教授,兼任國家古籍整理出版領導小組成員,國家社科基金重大項目“國家圖書館藏未刊稿整理研究”“兩漢經學佚籍的新輯與研究”首席專家。主要研究方向爲中國古典文獻學、中國文化史和東亞文化交流史。有《清代書院與學術變遷研究》、《中國古代文化史》(主編之一)、《傳承與新變》、《十三經注疏校勘記》(整理)等論著。

賈公彥,生卒不詳,唐州永年(今屬河北邯鄲)人。唐高宗時期經學家。撰有《周禮疏》《儀禮疏》。

杜以恒,1991年生,山東滕州人。北京大學文學博士,現爲北京大學中文系助理教授。研究方向爲中國經學、禮學與文獻學。