《秦汉国家演进与华夏民族认同》

　本书为国家出版基金项目“秦汉时期的国家构建、民族认同与社会整合研究”丛书之一。秦汉王朝的建立,不仅推动了政治上的大一统,也促成了华夏民族的整合、凝聚与壮大。南北方边缘地区的非华夏民族不断纳入到中央王朝的疆域内,经过各民族长期的交流交往交融,呈现出不同程度的华夏化,但不同地区的华夏化进程存在差异。本书分为九章,通过若干典型区域,不仅从中央王朝的角度,还重视从边疆社会和非华夏民族的视角,去考察秦汉国家演进与华夏民族认同问题,尝试从“他者”的角度解析“他者”视域中的“我者”形象,以及“他者”对“我者”行为的因应与反馈。

　本書は、国家出版基金プロジェクト「”秦漢時期的国家構建、民族認同与社会整合研究”叢書」の一冊です。秦漢王朝の成立は、政治的な統一を推進しただけでなく、華夏民族の統合、結束、発展にも寄与しました。南北の辺境地域に住む非華夏民族は次々と中央王朝の版図に組み込まれ、各民族の長期的な交流や融合を通じて、それぞれ異なる程度で華夏化が進みましたが、その進行には地域ごとの違いが見られます。
　内容は全9章で構成され、いくつかの典型的な地域を対象に、中央王朝の視点だけでなく、辺境社会や非華夏民族の視点にも重きを置き、秦漢時代の国家発展と華夏民族認識の問題を考察しています。また、「他者」の視点から「自己」のイメージを解釈し、「他者」が「自己」の行動に対してどのように対応・反応したかを分析しようと試みています。