《广东省博物馆藏品大系　陶瓷卷　 二　广东陶瓷》

　广东地处岭南,以丘陵地貌为主,处热带亚热带气候圈,雨量充足,草木茂密繁盛,水资源丰富,极利于陶瓷的制作生产。
　　广东制陶业有着悠久的历史,很早可追溯至七八千年前的新石器时代。在以粤东饶平县为中心的商末西周广东浮滨类型文化墓葬中,就出土了数十件原始青瓷器。其器形主要为大口尊,高度为20多至30多厘米不等。器表施青黄色釉,胎质灰白、坚致。釉下印有平行细密的长条纹、方格纹或细绳纹。
　先秦时期广东流行的几何印纹陶,至东汉时逐步消失,取而代之的是与岭北相同的器形。秦汉时期广东制陶的产量明显�畭�,除了日用器和大量的明器外,砖瓦等建筑材料也大量生产。广东优越的自然条件和悠久的制陶传统,为青瓷的出现奠定了良好的基础。
　六朝至唐代,广东地区主要生产青釉瓷器。从目前很早的考古实物资料来看,广东青瓷起源于西晋。根据墓葬出土的材料,从西晋至南朝时期,广东青瓷正处于起始和初步发展的阶段。综观已发掘的晋墓,青瓷器往往是与比其数量更多的陶器一起随葬的,个别墓葬中仍零星出现圜底器、几何印纹陶器等带有显著先秦特色的器物,同时也有一些带有汉代风格的釉陶盖罐,显现出历史的过渡性。

　広東省は嶺南地方に位置し、丘陵地帯を主な地形としています。熱帯および亜熱帯の気候帯に属し、降水量が豊富で草木が生い茂り、水資源にも恵まれています。これらの条件は陶磁器の製作・生産に非常に適しています。
　広東の製陶業は非常に長い歴史を持ち、その起源は7000〜8000年前の新石器時代にさかのぼることができます。商末期から西周時代にかけての広東浮浜文化の墓葬(粤東饒平地区を中心とする)からは、数十点の原始青磁が出土しています。これらの器の形状は主に大きな口を持つ尊で、高さは20センチから30センチ程度です。器の表面には青黄色の釉薬が施され、胎質は灰白色で堅く緻密です。また、釉薬の下には平行で細かい縦線模様、方形模様、または細い縄模様が刻まれています。
　先秦時代の広東では幾何学模様が施された印紋陶が流行しましたが、東漢時代に入ると次第に姿を消し、華北と同様の器形が広がりました。秦漢時代には広東の製陶産業は明らかに発展し、日用品や副葬品に加え、レンガや瓦といった建築材料も大量に生産されました。
　広東の恵まれた自然環境と長い製陶の伝統は、青磁の出現にとって良好な基盤を築く要因となりました。
　六朝時代から唐代にかけて、広東地域では主に青釉の陶磁器が生産されていました。現存する最古の考古学的資料によると、広東の青磁の起源は西晋時代にさかのぼります。墓葬から出土した資料によれば、西晋から南朝時代にかけて、広東の青磁は誕生と初期発展の段階にありました。これまで発掘された西晋時代の墓では、青磁器はより多くの陶器と共に副葬品として埋葬されており、一部の墓からは先秦時代の特徴を持つ円底器や幾何学模様の印紋陶も少量ながら発見されています。また、漢代の特徴を示す釉薬を施した蓋付きの壺も出土しており、この時期の歴史的過渡性がうかがえます。