《中国佛教哲学要义　上下　全二册》

　全书共设五编,下分三十二章。其中下册包含二编,人是广袤宇宙中的一类生命体,与宇宙有着极为密切的关系,如何面对宇宙、认识宇宙,在佛教看来,这对人生的解脱是至关重要的。为此,本书把中国佛教学者对宇宙的看法,归结到第四编宇宙论中来论述。佛教是重实践的宗教,对人生、宇宙的探究,归根到底是为了修持实践,只有通过实践才能真正地提高觉悟,成就正果。因此本书设立了第五编,把中国佛教学者对修持实践的大量论述,归属于实践论,从哲学理论思维角度加以论述。

　本書は全5編から構成され、さらに32章に分かれています。そのうち、下巻には第4編と第5編の2つが収録されています。
　人間は広大な宇宙の中に存在する生命体のひとつであり、宇宙との関係は極めて深いものです。仏教において、宇宙をどのように捉え、理解するかということは、人生の解脱において重要な課題とされています。そのため、本書では、中国仏教学者による宇宙観を第4編「宇宙論」にまとめ、論じています。
　仏教は実践を重んじる宗教であり、人生や宇宙の探究も、最終的には修行による実践へと結びつきます。実践を通じてこそ、真の悟りを得て、正しい境地へと至ることができるのです。そこで本書では、第5編を「実践論」とし、中国仏教学者による修行と実践に関する多くの論考を収録し、哲学的・理論的な視点から論じています。