《富春山居图　全二册》

　"富春山居图全卷,元代画家 黄公望 绘 纸本水墨画,黄公望为师弟郑樗(无用师)所绘,几经易手后因“焚画殉葬”而身首两段,前半卷《富春山居图·剩山卷》现藏于浙江省博物馆,后半卷《富春山居图·无用师卷》现藏于台北故宫博物院,此幅为「两岸合璧卷」以四个章节跟随画卷从人与山水的历史到山水画的历史,从山水只在画中,但你我已是画中人,以全景式视角进行解读,沉浸式的带领读者了解早期的山水画历史以及富春山居图里的「无用」世界带你探索黄公望的内心世界,早期艺术创作受赵孟頫的影响,书中辅以多幅赵孟頫作品对比赏析——《秀石疏林图》、《双松平远图》、《水村图》,更有与黄公望其他名作的对比赏析,看懂中国绘画——《剡溪访戴图》、《快雪时晴图》。"

　『富春山居図』全巻は、元代の画家・黄公望による紙本水墨画です。黄公望が師弟の鄭樗(無用師)のために描いた作品であり、幾度も所有者が変わった後、「焚画殉葬」(焼かれて副葬されること)によって二つに分断されました。
　前半部分の『富春山居図・剩山巻』は現在浙江省博物館に所蔵されており、後半部分の『富春山居図・無用師巻』は台北故宮博物院に収蔵されています。本書では、これらの絵巻を「両岸合璧巻」として、四つの章構成で解説しており、人物と山水の歴史、山水画の発展を追いながら、読者を全景的な視点へと導いています。
　また、単なる絵画の鑑賞に留まらず、「山水は画の中にあるが、我々自身も画の中にいる」という思想をもとに、沈浸型の解説を通じて、初期の山水画の歴史や『富春山居図』に息づく「無用」の世界へと読者を誘い、黄公望の内面的な世界観を探求します。
　黄公望の初期作品は、趙孟頫の影響を受けており、本書では彼の作品も豊富に引用し、比較・鑑賞できるようになっています。たとえば『秀石疏林図』、『双松平遠図』、『水村図』などの代表作を掲載し、それらと黄公望の作品との関係を詳しく考察しています。さらに、黄公望の他の名作『剡渓訪戴図』や『快雪時晴図』との比較を通じて、中国絵画の奥深さを読み解いています。