《秦律令及其所见制度新研》

　本书深入探讨了与秦律令相关的三个核心问题:秦律令文本形态、秦令的内容及性质,以及法律条文中涉及的制度,并系统地分析了秦律令文本中出现的各类问题,如讹误、脱漏、衍文、倒装、留白、书手变换、内容雷同及同一简内内容不相关等现象,并对“共令”和“卒令”的性质与内容进行了初步探讨。
　秦法赏功与罚罪并重,并非仅偏重罚罪,同时解析了新发现的文书种类,如“奔书”“恒署书”“计椯籍”“讂”等的性质与源流。秦律令中涉及马匹的多方面条文,体现了秦对马政的重视。
　关于秦始皇“收天下之兵”的政策,这并非禁止百姓携带兵器,而是依据其爵位高低来决定携带兵器的权限与数量。秦制在新地的推行过程充满挑战,但秦凭借军事力量、严刑峻法及文化优势,最终使秦制在新地得以确立。汉承秦制是历史的必然趋势。

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　本書は、秦律令に関する三つの核心的な問題を深く掘り下げています。すなわち、秦律令の文献としての形態、秦令の内容とその性質、そして法律条文に関わる制度についての体系的な分析です。さらに、秦律令の文献に見られる誤記、脱落、冗長な記述、倒置、空白、筆跡の変化、内容の重複、同一簡牘内での関連性の欠如などの問題を整理し、「共令」と「卒令」の性質と内容についても初歩的な考察を行っています。
　秦法は功績を称える賞罰制度と犯罪を処罰する法体系の両方を重視しており、単に刑罰に偏るものではありません。また、新たに発見された文書類型である「奔書」「恒署書」「計椯籍」「讂」などの性質とその起源についても分析しています。秦律令には馬匹に関する多様な規定が含まれており、秦が馬政を重視していたことがうかがえます。
　さらに、秦始皇の「収天下之兵」政策についても考察し、これは民衆が兵器を持つことを全面的に禁止するものではなく、爵位の高低に応じて兵器の携帯許可とその数量を決定する制度であったことを明らかにしています。秦制の新領土への導入は多くの困難を伴いましたが、秦は軍事力、厳格な法制度、文化的優位性を活用することで、最終的に新領土における秦制の確立を実現しました。こうした背景のもと、漢王朝が秦制を継承することは歴史的な必然であったと考えられます。

绪 论/1

第一章 秦律令文本形态研究/25
　　第一节　用字、留白、符号、讹误及订补问题/27
　　第二节　令文内容大量雷同问题/61
　　第三节　律令卷册的编连问题/69

第二章 岳麓秦简“共令”研究/86
　　第一节　“共令”的性质/86
　　第二节　“共令”内容及相关问题研究/94

第三章 岳麓秦简“卒令”研究/131
　　第一节　律令篇名中的“卒”释义/131
　　第二节　“卒令”的性质/138
　　第三节　“卒令”内容及相关问题研究/142

第四章 秦律令条文中所见的奖赏制度/172
　　第一节　奖赏内容及成效/172
　　第二节　奖赏制度的特点/201
　　第三节　秦汉奖赏制度的异同/209

第五章 秦律令条文中所见的文书制度/217
　　第一节　秦律令中新见的文书种类/217
　　第二节　秦令对文书抄录和编纂的规范/234
　　第三节　秦文书制度的影响/243

第六章 秦律令条文中所见的马匹与兵器管理制度/261
　　第一节　秦法对马政的规范/261
　　第二节　“挟剑令”的颁布与实施/287

第七章 秦制在新地的展开/303
　　第一节　秦统一初期在新地面临的种种困局/304
　　第二节　秦对新地的掌控/317
　　第三节　秦制在新地的推行/328

第八章 总结/339

参考文献/343

后 记/366

邵阳人,博士,湘潭大学副教授,主要从事秦汉简牍整理与研究工作,岳麓书院藏秦简、长沙走马楼西汉简和长沙五一广场东汉简主要整理者之一。出版学术专著1部,简牍整理报告14册(整理组骨干人员);发表学术论文40余篇;主持国家级、省部级项目4项,参与国家社科基金重大项目4项、教 育部重大攻关项目1项。