《江西安福起凤山汉墓群考古发掘报告》

　本书为考古发掘报告。主要内容为在江西省吉安市安福县境内发现的起凤山汉代墓群相关发掘及整理资料。2019年8月30日,在修建安福县环城北路施工取土时,在起凤山南麓山坡挖出了漆皮、残破椁板及大量木炭。后被证明此处为战国晚期至西汉时期高等级贵族大型木椁基所在地。经国家文物局批准,江西省文物考古研究院和安福县博物馆组成联合考古队开始对其进行抢救性考古发掘。通过勘探,在起凤山周边调查勘探出数十座两汉时期墓葬,共清理面临被破坏的汉墓6座,其中西汉土坑墓五座(M1、M6、M7、M17、M24),东汉砖室墓一座(M8)其中起凤山-号墓(M1)和起凤山十七号墓(M17)为“甲”字形带阶梯式墓道的大型竖穴土坑木梓墓,面积分别为96和65平方米。出土钢、铁、锡、漆木器等诸多随葬品,出土器物反映出基主身份的高贵与特殊。

　本書は、江西省吉安市安福県に位置する起鳳山漢代墓群の発掘および整理に関する考古報告です。
　2019年8月30日、安福県環城北路の建設工事に伴う土採取作業中、起鳳山南麓の斜面から漆皮、破損した椁板、大量の木炭が発見されました。調査の結果、この場所が戦国時代後期から西漢時代にかけての高位貴族の大型木椁墓の所在地であることが判明しました。
　国家文物局の許可を得て、江西省文物考古研究院と安福県博物館が合同考古隊を編成し、緊急発掘調査を開始しました。周辺の調査により、数十基の両漢時代の墓葬が確認され、そのうち破壊の危機に瀕していた6基の漢墓が清理されました。これらの墓の内訳は、西漢時代の土坑墓5基(M1、M6、M7、M17、M24)、東漢時代のレンガ造りの墓1基(M8)です。
　特に、起鳳山一号墓(M1)と起鳳山十七号墓(M17)は、「甲」字形の階段付き墓道を持つ大型竪穴式土坑木椁墓であり、それぞれ96平方メートルと65平方メートルの規模を誇ります。
　発掘調査では、鋼、鉄、錫、漆木器などの多様な副葬品が出土し、これらの遺物は墓主の高貴な身分と特別な地位を示すものと考えられます2。