《澄江金莲山　上下　全二册》

　本书是关于澄江金莲山墓地的考古发掘报告。金莲山位于澄江县右所镇旧城村,抚仙湖北岸,墓地位于金莲山的山顶、北坡和东坡。2006年3月初,开始对金莲山墓地进行抢救性发掘,发掘面积近2000平方米,共清理墓葬144座。出土文物600余件(套),采集了部分人体骨骸,制作了三个叠肢葬套箱。出土文物分为铜器、铁器、铜铁合制器、陶器、骨器、木器以及玛瑙玉石器等,器类主要有矛、剑、斧、戈、镞、锄、铲,陶釜、盆、罐、尊、碗、杯,五铢钱以及各类珠、管、扣、带钩和环等饰品,按用途分为武器、生产工具、生活用具、装饰品、明器以及钱币等。2008年10月至2009年4月,进行了主动发掘,发掘区位于金莲山山顶2006年发掘区的南部,发掘面积600平方米,清理墓葬262座。墓葬均为竖穴土坑墓,未发现木质葬具。葬式多样,有单人葬、多人合葬、叠肢葬、堆骨葬、垫肢葬和叠层葬等。出土器物相对较少,按质地分为铜器、铁器、铜铁合制器、陶器、玛瑙器、玉石器、海贝、玻璃器等,主要器类与2006年抢救性发掘的大体相同。金莲山墓地为石寨山文化的一处普通墓地,因墓葬中保存完好的人骨和特殊的埋葬习俗而引人关注。为研究石寨山文化墓地提供了新的资料,具有较高的学术研究价值。

　本書は、澄江金蓮山墓地に関する考古発掘報告です。金蓮山は澄江市右所鎮旧城村に位置し、撫仙湖の北岸にあり、墓地は金蓮山の山頂・北斜面・東斜面に分布しています。2006年3月初旬より、金蓮山墓地に対して救済的発掘が開始され、発掘面積は約2,000平方メートルに及び、合計144基の墓葬が整理されました。出土した文物は600点(セット)以上にのぼり、一部の人体骨格も採集され、叠肢葬の様式を再現した3つの埋葬模型が作成されました。
　出土品は、銅器・鉄器・銅鉄合製器・陶器・骨器・木器・瑪瑙・玉石器など多岐にわたり、主な器種には矛・剣・斧・戈・鏃・鍬・鋤、陶製の釜・盆・壺・尊・碗・杯、五銖銭、さらに各種の珠・管・扣・帯鉤・環などの装飾品が含まれます。用途別には、武器・生産工具・生活用品・装飾品・明器・貨幣などに分類されます。
　2008年10月から2009年4月にかけては、金蓮山山頂の2006年発掘区の南側において計画的な発掘が行われ、発掘面積は600平方メートル、墓葬は262基が整理されました。墓葬はすべて竪穴式土坑墓であり、木製の棺は確認されていません。
　埋葬形式は多様で、単人葬・複数人合葬・叠肢葬・堆骨葬・垫肢葬・叠層葬などが見られます。出土品の数は比較的少なく、材質別には銅器・鉄器・銅鉄合製器・陶器・瑪瑙器・玉石器・海貝・ガラス器などがあり、器種は2006年の救済発掘とほぼ同様です。
　金蓮山墓地は石寨山文化に属する一般的な墓地であり、保存状態の良好な人骨や特異な埋葬習俗が注目されています。石寨山文化の墓葬研究に新たな資料を提供するものであり、学術的にも高い価値を有しています。