《秦的国家构建、民族认同和社会整合》

　本书为“秦汉时期的国家建构、民族认同与社会整合研究”之一卷。全书分上下两篇,上篇着重探讨秦汉思想与皇权建构,下篇重在论述秦汉信仰与社会整合,旨在透视秦汉大一统治域之下,学术思想、宗教信仰与皇权之间的互动与博弈,以及在此过程中最终达成的社会整合;探究春秋战国时期各分散的区域性思想文化、宗教信仰逐渐被秦汉大一统时代统一的国家宗教、主体意识形态所消弭或者弱化,或者介入、统合的过程,以期揭示思想、宗教与国家对社会的整合保持一致的立场和逻辑发展。

　本書は、「秦漢時代における国家の構築、民族の認識、社会の統合に関する研究」シリーズの一巻です。全体は上下二篇に分かれており、上篇では秦漢の思想と皇権の形成について重点的に論じています。下篇では、秦漢時代の信仰と社会統合に焦点を当て、秦漢による大一統の支配領域のもとで、学術思想・宗教信仰・皇権の間に生じた相互作用とせめぎ合い、そしてその過程で最終的に達成された社会統合の姿を明らかにしようとしています。
　また、春秋戦国時代に存在していた地域ごとの思想文化や宗教信仰が、秦漢の統一国家体制のもとで、国家宗教や主流のイデオロギーによって消滅・弱体化、あるいは取り込まれ統合されていく過程を探究しています。これにより、思想・宗教・国家が社会統合において一致した立場と論理的な展開を持っていたことを明らかにすることを目的としています。