《中国历史地理研究　历史政区地理与社会地理新探》

　本书在历史政区地理方面,主要讨论唐宋时期羁縻府州的设置分布和复原研究。在历史经济地理方面,主要讨论明代广东香山县河泊所和明清时期广东番禺县河泊所设置变迁问题。在历史移民地理和社会地理方面,主要讨论宋元明清时期徽州户籍图甲制度和明代中国东南沿海的移民问题。在历史考古地理方面,主要讨论中国农业起源时期的生计方式的变迁、辽西地区新石器时代晚期前段聚落研究、晋冀豫地区北朝石窟寺的地理分布和临安青柯吴越国童瑜夫妇墓考论等问题。

　本書は、歴史地理学の観点から複数の分野にわたる研究成果をまとめたものであり、以下の4つの領域に焦点を当てています。
　まず、歴史的行政区画の地理に関しては、唐宋時代における羈縻府州の設置と分布、そしてその復元に関する研究を中心に論じています。
　次に、歴史的経済地理の分野では、明代の広東省香山県における河泊所の設置状況、および明清期の広東省番禺県における河泊所の変遷について考察しています。
　また、歴史的移民地理および社会地理の領域では、宋・元・明・清の各時代における徽州の戸籍制度「図甲制度」や、明代の中国東南沿岸地域における移民の動向について取り上げています。
　最後に、歴史考古地理の分野では、中国における農業起源期の生業形態の変化、西遼地域の新石器時代後期初期の集落研究、晋・冀・豫地域における北朝時代の石窟寺の地理的分布、そして臨安青柯にある呉越国の童瑜夫妻墓の考察など、多岐にわたるテーマを扱っています。