《红帆　中国东南诏安湾的港口、船货与海洋遗产》

　海洋文明对中国社会究竟产生了哪些深远的影响?如何理解当代中国滨海区域人群重新构建当地与“海丝”遗产的关系?本书结合田野调查与文献史料,深入分析了位于海上丝绸之路沿线的一个海湾——诏安湾卷入早期世界体系的历史与遗产重组,揭示了宋元以来闽南滨海地方官府、宗族、军户、舶商、海盗等各色人群,围绕港口开发、船货贸易与海疆治理之间产生的复杂互动过程。作者试图阐明,通过海洋与世界连接,曾经是历史上中国社会发展的一个重要动力。本书行文流畅活泼,兼具海洋史研究的细致入微与全球史的宏阔视野。

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　本書は、海洋文明が中国社会に与えた深遠な影響を問い直すとともに、現代中国の沿海地域に暮らす人々が「海上シルクロード」遺産との関係をいかに再構築しているかを考察する学術的著作です。
　著者は、フィールドワークと文献史料を組み合わせながら、海上シルクロード沿線に位置する一つの海湾——詔安湾を事例として取り上げ、同地域が初期の世界体系に巻き込まれていった歴史的過程と、その遺産の再編について深く分析しています。
　宋元時代以降、閩南沿海地域では、地方官府、宗族、軍戸、舶商、海賊など多様な人々が、港湾の開発、船貨の交易、海域の統治をめぐって複雑な相互作用を繰り広げてきました。本書は、こうした動態を通じて、海洋との接続が中国社会の発展において重要な原動力であったことを明らかにしようとしています。
　文章は流麗かつ生き生きとしており、海洋史研究の緻密さとグローバル・ヒストリーの広い視野を兼ね備えた一冊となっています。

序章 从海洋出发 001
一 吴朴的航海知识 006
二 知县秦炯的海洋案子 019
三 戴冠的地景表述 027
小结 “海邑”诏安 032

第一章 梅岭港:黄金海岸 037
一 被遗忘的海港 038
二 豪侠与海洋 042
三 番舶:北上的欧洲人 060
四 走私与劫掠:海盗的故事 097
小结 海洋联系起来的世界 114

第二章 悬钟城:滨海聚落 117
一 国家的工程:在海边造一座城 117
二 吴二的传说:祖先与所城 143
三 蔡千户求签:所城的神圣世界 181
小结 城寨社会 201

第三章 望洋台:海疆胜迹 202
一 刻画海洋:蔡潮的石刻活动 202
二 制造景观:“摩崖”与海防网络 213
三 风景与海疆:重塑海洋空间 230
小结 景观、场所与纪念碑性 237

第四章 祥麟塔:船货社会 241
一 风水与航标 242
二 南船与北船 249
三 船货体系 279
小结 舶商与海域 297
尾声 成为“海丝”遗产 299
参考文献 318
后记 326

张先清,厦门大学特聘教授、海南大学特聘教授。主要从事明清中西文明对话、海洋人类学、博物馆与文化遗产、东南族群与区域文化等领域的研究。著有《帝国潜流:清代前期的天主教、底层秩序与生活世界》《跨文化接触:基督教与近代中西对话》《官府、宗族与天主教:17—19世纪福安乡村教会的历史叙事》《小历史:明清之际的中西文化相遇》等多部学术专著。