《画苑掇英　文徵明拙政园图诗册》

　文徵明一生绘制了大量园林绘画作品,晚年之作《拙政园图诗册》可视为其园林山水画之经典,是其诗画抒情、山水写意的集大成者。《拙政园图诗册》虽写园林,但并非完全以写实呈现,而是以古风绘画表达为手法,摹写山水,表达情怀。
　1531年,文徵明受王献臣所托作《拙政园三十一景册》。册页最初描绘了拙政园中三十景,并配以诗文;1533年,又补绘了一景“玉泉”。1551年,文徵明从册页三十一景中选择十二景重绘一册页,遂成此册。该册页《拙政园图诗册》现藏于纽约大都会艺术博物馆,现在存有八景,以及八帧题诗。
　原色原大精印,定制锦缎封面。册页最后附有道光年间成亲王永瑆题识及昭和时期日本人内藤虎题跋。

　本書は、文徵明が晩年に手がけた代表作《拙政園図詩冊》を中心に、彼の園林山水画の集大成としての芸術的価値を紹介する一冊です。 《拙政園図詩冊》は、実景の写生にとどまらず、古風な筆法によって山水を描き、詩画一体の抒情的世界を表現しています。
　1531年、文徵明は王献臣の依頼により《拙政園三十一景冊》を制作し、拙政園内の三十景を描いて詩文を添えました。1533年には「玉泉」を加えて三十一景とし、さらに1551年にはその中から十二景を選び、再び一冊の画冊として描き直しました。 この《拙政園図詩冊》は現在、ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されており、現存するのは八景とそれに対応する八帧の題詩です。
　本書は、原色・原寸で精密印刷され、特製の錦織表紙を採用しています。巻末には、道光年間に成親王永瑆が記した題識と、昭和期に日本の内藤虎が加えた跋文も収録されており、歴代の鑑賞者による評価の跡をたどることができます。
　文徵明の詩画融合の美学と、明代文人画の精髄を味わうための貴重な資料であり、芸術鑑賞・書画研究の両面において高い価値を有する一冊です。