《中国会馆史论》

　本书主要目的之一即在详列大小城市会馆之名,以为今后中外学人更进一步较全面研究的参考。因为文献资料极端零散,大多数方志皆忽略会馆公所,这项近乎机械的工作,费力虽多,收效则甚为有限。因为文献记载多阙,本书所能列举大小各地的会馆当然不会详尽,与实际数目相差必远。但这有限的收获已经代表十余年来作者为研究明清土地、作物、人口、移民而遍翻北美所藏中国方志的附带结果之一。

---

　本書の主な目的の一つは、中国各地の大小都市に存在した会館の名称を詳細に列挙し、今後の国内外の研究者によるより包括的な研究の参考資料とすることにあります。会館に関する文献資料は極めて散逸しており、多くの地方志では会館・公所の記録がほとんど見られません。そのため、本書の作業はほぼ機械的な収集に近く、労力を要する一方で得られる成果は限られています。
　文献の記載が欠落している箇所も多く、本書に収録された会館の一覧は当然ながら網羅的ではなく、実際の数とは大きく隔たりがあると考えられます。
　しかしながら、この限られた成果は、著者が過去十数年にわたり、明清期の土地・作物・人口・移民に関する研究の一環として、北米に所蔵される中国地方志を広く閲覧・調査した副次的な成果の一つでもあります。

引言
第一章 籍贯观念的形成
第二章 北京郡邑会馆的起源与演变
第三章 晚清北京郡邑会馆统计(府城试馆、省垣试馆附)
第四章 会馆的地理分布(上):商埠、省会、一般州县、工商镇市
第五章 会馆的地理分布(下):长江中、上游与汉水流域
第六章 会馆与地域观念的逐渐消融
后记
引用书目
英文目录及简介
何炳棣教授履历及主要著作目录

何炳棣,1917年生于天津市,祖籍浙江金华。1938年毕业于清华大学,1944年考取了清华第六届留美公费生,1945年底赴美国哥伦比亚大学攻读西洋史,1952年获哥伦比亚大学英国史博士学位。之后,何炳棣先生逐渐转入国史研究,成绩斐然。1966年,何炳棣先生选为台湾“中央研究院”院士。1979年,何炳棣先生被选为美国艺文及科学院院士。代表作:《明初以降人口及其相关问题》《明清社会史论》《黄土与中国农业的起源》《读史阅世六十年》等。