《东汉通史　光武中兴　第一卷》

　全书《总叙》明确东汉历史的时空界限,阐明东汉历史五阶段分期法,鸟瞰东汉城乡社会、人口和民族结构,综述东汉经济发展水平、政治体制变迁、学术文化成就,提示东汉历史的基本文献、文物遗址等资料,总结历代的东汉史编纂、文献整理、研究著述状况,分析改革开放40余年来东汉史研究的现状和存在的问题,确立《东汉通史》的编撰原则。本卷叙述东汉王朝的创立与制度奠基。从西汉衰亡和王莽改制发源,以两汉之际社会剧变为背景,以刘秀起兵称帝到统一全国的进程及其政治军事建设、经济民生政策和筹边措施为主体,系统阐述光武时期国家制度体系的重建,总结刘秀建立和巩固东汉王朝的活动及其历史经验。深入分析统一战争战略决策和尚书台制度形成、南匈奴内附等制度与边疆问题,综合评述刘秀统治风格与“中兴”局面,揭示东汉立国之初的政治特质与历史遗产,为理解东汉政权性质奠定基础。

　本書の「総叙」では、まず東漢史の時空的な範囲を明確にし、本書が採用する五段階の時代区分を提示しています。あわせて、東漢における政治体制の変遷を総括し、都市と農村社会の全体像を俯瞰するとともに、東漢史を理解するための基本文献や考古遺跡などの資料を紹介しています。また、歴代にわたる東漢史の編纂、文献整理、研究著述の状況を整理し、改革開放以降40余年における東漢史研究の現状と課題を分析したうえで、『東漢通史』の編纂方針を確立しています。
　第1巻『光武中興』では、光武帝の治世33年間の歴史を中心に叙述しています。西漢の衰亡、王莽による簒奪、緑林・赤眉の大規模な反乱から始まり、劉秀の挙兵・即位、全国統一の過程を経て、国家制度の整備、経済・民生政策、辺境対策などを詳しく論じています。これにより、劉秀が東漢王朝を築き上げ、安定させていった政治・経済・軍事・社会面での活動とその歴史的意義を明らかにしています。