これまで通信使行に対する研究は文学・歴史・政治・外交・経済・会話・思想・民俗(風俗)・制度など多様な分野を網羅している。しかしこのような多様な分野に対する研究がそれぞれ独立的に成り立っていたため、これを調べるためには多くの努力と時間が必要だった。こうした点に着目してこれまで発表された国内外研究者の研究論文をあまねく収集し、収集した論文中 137編を厳選した。これらを内容及び主題別で分類し、叢書で発刊した。学(1-3冊)、外交(4-6冊)、歴史(7-8冊)、文化·会話(9-10冊)、思想·認識·経済·貿易·民俗(11-12冊) など多方面におよび、同時に 13冊に朝鮮と日本地域の朝鮮通信使路程と遺跡を踏査して得た鮮やかな写真を編んで入れることで使行現場を視覚的に確認できるようにした。