[第一部]　地域社会におけるカミ祭祀と葬墓制
中・近世の大和における墓地景観の変遷とその意味 白石太一郎
石塔の多様化と消長 村木二郎
中近世移行期における寺院と墓 幡鎌一弘
墓郷形成の前提 今尾文昭
中近世村落における宮座の変質と再編 薗部寿樹
大和における融通念仏宗の展開 稲城信子
村落社会と社寺と墓地 新谷尚紀
墓郷・水郷・宮郷をめぐる民俗学的考察 関沢まゆみ
奈良県東北部村落における宮座の組織と儀礼 上野和男
斑鳩町竜田神社の氏子区域にみる祭礼の諸相 大宮守人
[第二部]　基層信仰の諸相
再葬の背景 設楽博己
出雲国造と変若水 和田萃
中世荘園と墓地・葬送 高橋一樹
戦国期の城下町構造と基層信仰 千田嘉博
墓標からみた近世の寺院墓地 朽木量
近世東北の「家」と墓 関口慶久
寺元慣行をめぐって 朴澤直秀
洛北における盆の風流灯籠踊り 福原敏男
資料編
服部神楽講文書の世界 大宮守友
服部神楽講文書 大宮守友・薗部寿樹
御宮司家文書目録 大宮守友・薗部寿樹・幡鎌一弘・福原敏男
福貴田家文書目録 大宮守友・薗部寿樹・幡鎌一弘・福原敏男