◆内容紹介◆　　　　　　　　
東北大学大学院 考古学研究室 須藤隆教授の退任を記念した論文集。先任の伊東信雄、芹沢長介両先生の学風を受け継いだ須藤先生の教えを受け、考古学の第一線で活躍している40名の執筆者による、先史時代をはじめとした各時代における様々な考古資料に関する論文集。
<目次>
小野 章太郎 「後期旧石器時代初頭〜前半における小型台形剥片の生産」
村上 裕次 「北海道タチカルシュナイ第�弘篝廚寮亟鐇什邉蚕僉�
羽石 智治 「活動痕跡の重複する後期旧石器時代遺跡研究の視点と方法」
佐久間 光平 「東北日本の「ホロカ技法」細石刃石器群の実相」
鈴木 宏行 「原産地遺跡における遺跡間変異研究」
鹿又 喜隆 「細石刃集団の移動と生業活動」
原田 雄紀 「早水台遺跡第6次・7次調査出土縄文早期土器群の研究」
早瀬 亮介 「相双地域における前期前葉縄文土器の変遷」
千葉 直樹 「宮城県における縄文時代前期後葉の土器に関する一考察」
菅原 哲文 「東北地方中期縄文文化における地域性の研究」
水沢 教子 「大木式土器情報の移動と模倣」
菅野 智則 「東北地方縄文時代中期後半土器の研究」
関根 達人 「大洞系・類大洞系・非大洞系土器の検証」
市川 健夫 「晩期縄文土器文様における単位と割付に関する一考察」
土屋 和章 「長野県安曇野地域における縄文文化の終末」
会田 容弘 「鹿角製湾曲有孔尖頭器及び湾曲尖頭器の製作技術」
高橋 哲 「石匙の使用痕分析」
山崎 健 「角のある鹿」
斉藤 慶吏 「円筒土器文化圏における食料獲得活動の地域性」
氷見 淳哉 「岩手県大船渡市大洞貝塚における縄文時代後晩期の狩猟漁撈活動」
富岡 直人 「日本における先史家畜論」
奈良 貴史・澤田 純明 「微小骨片の古組織学的検討による動物種類の同定」
相原 淳一 「縄文時代中期における宮城県内の遺跡数の推移について」
永嶋 豊 「軒を連ねた縄文ムラ」
小原 一成 「縄文時代葬制・墓制の地域的理解にむけて」
日下 和寿 「宮戸島里浜貝塚より発見せられた弥生土器」
田中 敏 「福島県内における弥生時代墓制研究の動向」
櫻井 友梓 「多賀城創建期の須恵器」
奈良 佳子 「仙台市土手内窯跡出土「加工焼台」をめぐって」
藤原 弘明 「青森県内における五所川原産須恵器の流通」
渡邊 泰伸 「陸奥国分寺跡出土瓦について」
神田 和彦 「元慶の乱と古代地域社会」
高木 晃 「方割石に関する検討」
種石 悠 「原史・古代の内陸漁撈」
簗瀬 裕一 「内耳の摩滅痕からみた内耳土器から焙烙への変化」
西井 亨 「中世都市尾道における貿易陶磁器の変遷」
山口 博之 「中世奥羽の陶器生産と流通」
竹ヶ原 亜希 「青森県の中世墓研究における現状と課題」
高橋 理 「北方先住民の儀礼」
高木 暢亮 「考古学における進化論の展開」