<書評>
・2009年3月 「古代文化第60巻4号」
　白石浩之先生の書評が掲載されました。

<内容紹介>
東京大学において開催されたふたつの公開シンポジウム『縄紋化のプロセス』(2006)『縄文文化の成立ー草創期から早期ー』(2007)を基礎として書き起こされた論文集。日本列島における更新世から完新世移行期変動のプロセスを「縄文化の構造変動」として、その具体相を論じる。本書「縄文化」論は蓄積された考古資料を解きほぐし読み解き、構造変動の社会的要因とプロセスの具体的な解明を目指す。

<目次>
序　論
　縄文化の構造変動―更新世から完新世へ―　　…………………………………　　佐藤宏之
第�吃堯〇餮惨超�と生態系の変動
　第1章　更新世から完新世へ―環境変動と生態系の構造変動―　　…………　　辻誠一郎
第�局堯［鹽膤特呂旅渋な册�
　第2章　更新世末期の北海道と完新世初頭の北海道東部　　………………　　山原敏朗
　第3章　縄文時代早期の北海道　　……………………………………………　　富永勝也
　第4章　過剰デザインの石槍　　………………………………………………　　安斎正人
　第5章　信濃川流域における縄文化の素描　　………………………………　　佐藤雅一
　第6章　東海地方―集団管理から世帯管理へ―　　……………………………　　池谷信之
　第7章　近畿地方における縄文化の様相　　…………………………………　　光石鳴巳
　第8章　中国地方─帝釈峡遺跡群からみた縄文文化初頭の変動─　　…………　　竹広文明
　第9章　四国地方―旧石器時代終末から縄文時代草創期の石器生産を中心に―　　　多田　仁
　第10章　列島西端における縄文文化成立期の様相　　………………………　　杉原敏之
おわりに
執筆者紹介