平成19年度に行った、青谷上寺地遺跡第9次調査の発掘調査報告書。この調査では、遺跡中心域の南側を区画する溝を確認しました。区画溝の構造や変遷を検証するとともに、遺跡周辺の古環境についての研究成果も収録しています。
<目次>
第1章　青谷上寺地遺跡の概要
　第1節　遺跡の概要　
　第2節　遺跡の位置と環境　
第2章　第9次調査の方法と成果
　第1節　第9次調査の方針と経過
　第2節　基本層序　
　第3節　包含層と遺構面および出土遺物　
第3章　青谷上寺地遺跡における景観復元のための平成18・19年度ボーリングおよび関連調査
　第1節　平成18・19年度ボーリング調査と古環境分析
　第2節　青谷上寺地遺跡における放射性炭素年代データベース
第4章　平成19年度第9次調査にかかる自然科学分析等の結果
　第1節　放射性炭素年代測定
　第2節　古環境調査土壌分析
　第3節　種実同定
第5章　総括
　第1節　弥生時代後期から古墳時代前期初頭の甕について
　第2節　弥生時代後期から古墳時代前期初頭にかけての中心域の区画構造について
　第3節　まとめと課題
　Summary 　
　写真図版