考古資料を通じて、邪馬台国が存続した3世紀の大和と各地域の関係や前方後円墳の出現・成立過程等を考える邪馬台国シンポジウムシリーズの第9回。
今年度は、古代に伊予(愛媛県)、豊前・豊後(福岡県東部から大分県)、安芸(広島県西部)、周防・長門(山口県)とよばれた西部瀬戸内地域に焦点をあて、邪馬台国時代前後の同地域と畿内の関係等について検討します。

田畑直彦「周防・長門における3世紀の集落と初期古墳」
田中祐介「3世紀の豊後の集落と初期古墳」
梅木謙一「3世紀の伊予と西部瀬戸内の土器交流」
橋本輝彦「畿内の西部瀬戸内系要素」
苅谷俊介「邪馬台国時代の前期古墳と西部瀬戸内の海人族」
古瀬清秀「3世紀の安芸の集落と初期古墳」
石野博信「瀬戸内の早期古墳と近畿」
シンポジウム「邪馬台国時代の西部瀬戸内と近畿」
　　　　　　　　 テーマ1「土器の流通」
　　　　　　　　 テーマ2「住居と集落」
　　　　　　　　 テーマ3「鉄と青銅器の生産と流通」
　　　　　　　　 テーマ4「初期古墳─墳形と埋葬施設─」
　　　　　　　　 テーマ5「初期古墳─副葬品(鏡他)─」

※シンポジウムの案内文より引用させていただきました