<内容>
2010年12月に行われた特別企画展『ヨルダンウム・カイスの発掘調査　歴史を語る、コインと文字瓦塼たち』に合わせて開催されたシンポジウム「古代における東西の銭と文字瓦」の資料・記録集と、遺跡の発掘調査報告書の2部構成。シンポジウムでは特に東と西の文字瓦塼と古代のコインについての問題点をそれぞれ取り上げ指摘しています。
<目次>
特集1:シンポジウム「古代における東西の銭と文字瓦」
第1章 基調講演
1-1 中国古代における銭貨統一の諸段階　宮澤知之(佛教大学)
1-2 東アジアの文字瓦　向井佑介(京都大学)
1-3 日本の古代銭貨　松村恵司(文化庁)
1-4 日本の文字瓦　清水昭博(帝塚山大学)
1-5 西アジアの古銭　江添誠(東京工芸大学)
1-6 西アジアの文字瓦専　戸田有二(国士舘大学)
第2章 討論
2-1 瓦
2-2銭
第3章 問題の整理と今後の課題　森有郁夫(帝塚山大学)
特集2:ヨルダン、ウム・カイス遺跡における文化遺産学研究2010
第1章 ヨルダン、ウム・カイス(ガグラ)の発掘調査、2010　松本健、戸田有二
第2章 ヨルダン、ウム・カイス周辺の遣跡分布調査　松本健　後藤智哉(国士舘大学)
第3章 The cOins Catalogue in Gadara‐ Umm Qais 2009　江添誠
第4章 国士舘大学イラク古代文化研究所展示室の活動報告　西邑雅未(国士舘大学)