・DVD1セット(45分×15　テキスト付)
・非営利機関での上映や貸し出しなどの権利を含んだ価格です
<出演者>
京都大学大学院教授　泉拓良　　京都大学大学院教授　上原真人
<内容>
考古学とは、過去の人類が残した行動の痕跡を調査・研究し、過去の出来事や社会、文化、歴史を明らかにしようとする学問であるフィールドにおいては考古学資料を注意深く取得することが必要である。考古学は、取得した資料の実測や分析を行い、関連する様々な学問の支援を得て、遺跡や遺物に残された「行動の痕跡」を解釈する。本講義では、それらの研究方法について、具体的事例を示し講義する。
　全国15の講義を通じて、地面に刻まれた遺構や残された遺物から、どのようにして過去の出来事や社会、文化、歴史を復元するのかという方法を、具体的な事例を交えて学ぶ。本講義で学ぶ考古学の研究方法は、日本だけでなく世界中の考古学に共通し、また、旧石器時代から近世至るまでに応用が可能である。本講義で学んだことが、個別の歴史事例に止まらず、時代や地域を越えての人間の理解に役立つことを期待する。
<各巻の内容>
1考古学とは何か　
2発掘調査の歴史と実際　
3考古学があつかう年代
4年代の理化学的測定法　
5層位学と年代　
6形式学と年代と実験考古学
7セリエーションとは何か　
8遺物の機能を探る　
9使用痕分析と実験考古学　
10民具と考古学　
11考古学と分布　
12産地同定と流通　
13東アジア古代の青銅器　
14遺構内での遺物分布　
15考古学の多様性