<内容>
大内氏館跡の史跡整備に伴って、指定地北部で実施した第16・18・30・36次調査の成果を報告しています。調査では、館の外郭施設のほか、庭園状遺構や方形石組・石組水路・廃棄土坑などを検出し、土師器皿や動物遺存体などが大量に出土しました。館跡北部の変遷と空間構成、動物遺存体について考察を行なうとともに、大内氏の宴の再現なども行なっています。(発行元説明文より)
<目次>
1章　遺跡の位置と環境
2章　調査区割と年代表記
3章　第16次調査　―史跡北縁中央の発掘調査―
4章　第18次調査　―史跡北縁東半の発掘調査―
5章　第30次調査　―史跡北部中央の発掘調査―
6章　第36次調査　―史跡北東部の発掘調査―
7章　史跡北部の遺構変遷と空間構成
8章　大内氏館跡第30次調査出土の動物遺存体
9章　大内氏の宴を再現する
10章　京都系土師器皿の三次元計測
11章 瓦質土器の胎土分析のデータ解釈
12章 まとめ
図版
<シリーズの刊行予定>
2010年　『大内氏館跡XI』　史跡南東部　※刊行済み
2011年　『大内氏館跡12』　史跡中央部　※刊行済み
2012年　『大内氏館跡13』　※刊行済み
2013年　『大内氏館跡14』史跡西部
以上で完結予定