<書評>
・古川登氏　2013年8月　六一書房書評コーナーでご覧いただけます
<内容>
　今次研究会の目的とするところは、考古学的手法による北陸の石造物研究の現状を総括し、今後の課題を探ることにある。とくに、各地域における石造物の出現時期、石造物に用いられる石材、その産地について共通認識を形成すべく議論を深めたい。
　資料集では、若狭・越前・加賀・能登・越中・越後・佐渡という極めて広域な地域の石造物の実測図を集成した。北陸全土という、この広域にわたる地域の石造物の概要を瞥見することが出来る実測図集成は本資料集が最初の物であると自負しており、今次研究会の後も本資料集が石造物研究に資することを作成者一同期待する。(「はじめに」より)
<目次>
御嶽貞義　若狭
古川　登　越前
川畑謙二　加賀
宮本哲郎　加賀における近世石造物等の調査研究動向
唐川明史　能登
大野　究　越中西部
間野　達　立山の石造物
誌上発表
古川　知明　富山県東部における近世石造物研究
水澤幸一　越後・佐渡