<内容>※展覧会案内より抜粋
　慶長18年(1613)、仙台藩主伊達政宗は、スペイン領メキシコとの直接貿易と領内への宣教師派遣を要請するため、家臣支倉常長と宣教師ルイス・ソテロを大使として、メキシコ、スペイン、ローマへと外交使節を派遣しました。これが慶長遣欧使節です。
　この展覧会では、国宝「慶長遣欧使節関係資料」をはじめ、日本国内及びヴァチカン・イタリア・スペインに残る使節関係資料や、キリスト教、南蛮文化に関わる多彩な文化財等225件によって、伊達政宗を使節派遣へと駆り立てた背景や使節の実像について紹介します。
<目次>
ごあいさつ
図版
　第1章 南蛮の異風
　第2章 武将たちの憧憬　貿易と信仰
　第3章 いざ西欧へ!　支倉常長と慶長遣欧使節
　第4章 禁教政策とキリシタン文化
　エピローグ 慶長遣欧使節のその後
石鍋真澄　常長の肖像画を読み解く
的場節子　支倉使節と宮廷の都マドリード
高橋あけみ　慶長遣欧使節ゆかりの品を求めて　イタリア・ヴァチカン・スペイン調査・出陳交渉顛末記
佐々木徹　伊達政宗と慶長遣欧使節　大洋の向こうに見た夢
資料解説
慶長遣欧使節関係略年表
主要参考文献
英文要旨
協力者一覧