<目次>
【特集　縄文文化の境界】
水ノ江和同・西脇対名夫　縄文文化の境界問題を考える
<縄文文化起源論研究史>
根岸　洋　北方説
宮地聡―郎　南方説
<対外交流研究史>
手塚　薫　北海道と千島・樺太
田中聡一　九州と韓半島
新里亮人　琉球列島と中国・台湾
<所謂「関係を示す遺物」研究の現状と課題>
高倉　純　石刃鏃石器群―「植民」と集団関係
沢田　敦　渡来石器
市川健夫　石刀・石棒
大坪志子　玦状耳飾
中尾篤志　結合式釣針
板倉有大　扁平片石刃斧と打製石斧
<土器の類似性と搬入品>
福田正宏　北海道とサハリン・千島―日露二国の考古学からみた縄文文化の北辺
古澤義久　九州と韓半島
山崎真治　沖縄・先島と台湾
<境界付近における関係の実像>
A.A.ワシリエフスキー・B.A.グリシェンコ　極東臨海・島嶼世界の新石器時代の区分について
田中聡一・古澤義久　韓半島と九州
<コラム>
藤澤隆史　貝製平玉
西脇対名夫　北海道の滑石混和土器
小林　克　上怜遺跡出土の大型磨製石斧
森田太樹　蝶形骨製品
山野ケン陽次郎　シャコガイ製斧
<特別レポート>
水ノ江和同　日韓新石器時代研究会
【最近の発掘から】
清水　周　4本の大型石棒を伴う敷石遺構―東京都国立市緑川東遺跡
桜岡正信　甲を着た古墳人―群馬県渋川市金井東裏遺跡