【目次】
第1章　博士の生いたち
　1　文豪蘇轍にあやかる
　2　深山大沢、竜蛇を生ず
　3　教育一筋の生家
　4　静修義塾に学ぶ

第2章　立志修学の時代
　1　新潟第一師範学校における辛酸
　2　東京高等師範学校における研鑽
　3　中国旅行と留学

第3章　教育界における活動
　1　群馬師範学校一か年の感化
　2　東京高等師範学校附属中学校における育英
　3　東京高等師範学校・東京文理科大学における漢字の指導
　4　都留文化大学の創設
　5　諸大学への出講
　6　市島塾における不言の教え

第4章　学界における貢献
　1　儒教研究の名著
　2　多彩な研究と著述
　3　『大漢和辞典』の大著
　4　静嘉堂文庫の整備と拡充

第5章　皇室に対する靖献と栄誉
　1　皇室に対する靖献
　2　数々の栄誉

第6章　博士の晩年とその終焉
　1　白寿を迎えた博士
　2　穆として清風の如し
　3　送葬の記

第7章　博士の人がら
　1　行くに径に由らず
　2　学ぶ所に背かず
　3　『陟★墨宝』に見る孝心
　4　愛郷の心
　5　盟友との交情
　6　慟哭の師情

付録
　諸橋轍次博士年譜
　諸橋轍次博士主要著書目録
　諸橋轍次博士遺墨