1部 旧石器時代から縄文時代ヘ
　琉球列島旧石器文化の枠組みについて　小田静夫
　ロシアの旧石器時代と日本　木村英明
　後期旧石器時代の土葺き竪穴住居　佐川正敏
　なぜ人類は土器を使いはじめたのか　梶原 洋
　神子柴石器群と縄文時代のはじまり　稲田孝司
　氷期　後氷期移行期の環境と人類　小野 昭
2部 農耕・漁粉文化の形成
　中原と辺境の形成　宮本一夫
　下顎骨製掻器　獣皮の加工具について　春成秀爾
　福岡平野における弥生文化の成立過程　藤尾慎一郎
　北部九州の縄文〜弥生移行期に関する人類学的考察　中橋孝博　飯塚 勝
　東日本系土器からみた縄文・弥生広域交流序論　小林青樹
　漁粉具から見た弥生文化と恵山文化　山浦 清
　植物遺体からみた柳田国男「海上の道」　高宮広土
　環東中国海沿岸地域の先史漁粉文化　甲元員之
3部 国家の生成過程
　中国における囲壁集落の出現　中村慎―
　武器形青銅器流入の一形態　吉田 広
　墳丘墓の比較考古学　都出比呂志
　古墳の出現と中央政権の儀礼管理　福永伸哉
　墓坑と墳丘の出入口　和田晴吾
　大型グスク出現前夜の琉球列島　安里 進
　古代束アジアにおける鉄生産と流通　東 潮
　大工道具の日本化　佐原 真
付 録
　日本及日本人　佐原 真
　日本列島の北の道　木村英明
　山頂洞人たちの文化を類推する　佐川正敏
　移動生活と定住空間の間　稲田孝司
　後期旧石器時代の集団関係　稲田孝司
　新潟県真人原遺跡の調査　小野 昭
　旧石器時代の磨製石斧について　小田静夫
　日本更新世人骨の特徴　馬場悠男
　黒潮の道　磨製石斧からみた　小田静夫
　農耕文化の拡大と環東中国海先史漁粉民　甲元員之
　中国における稲作と粟作の起源　中村慎一
　韓国先史時代の植物遺存体　甲元員之
　中国江南に古人骨を求めて　中橋孝博
　縄文文化の領域と性格　吉崎昌―
　縄文時代におけるヒエ問題　吉崎昌―　
　縄文農耕を考える　吉崎昌―・佐藤洋一郎
　縄文時代のプタの問題　西本豊弘
　縄文時代の石棒　小林青樹
　縄文石棒の最後　小林青樹
　朝鮮半島南部における早・前期無文土器時代の畠作社会　藤尾慎一郎
　福岡県岐志元村貝塚の調査　宮本一夫
　佐賀県大友遺跡の調査　宮本一夫
　岐志元村遺跡。大友遺跡出土人骨について　中橋孝博
　渡来系弥生人のルーンを大陸に探る　松下孝幸
　貝の道以前　弥生早・前期の琉球と九州の交流　藤尾慎一郎
　家畜化現象について　西本豊弘
　東アジァの都市化と国家形成　中村慎―
　弥生時代の西と東　祭からみた　春成秀爾
　青銅器からみた四国の弥生社会　吉田 広
　四国から見た弥生青銅器　吉田 広
　日本の龍　春成秀爾
　最近の古墳の発掘より　和田晴吾
　宮崎県えびの市島内地下式横穴墓群の人類学的位置付け　竹中正巳・大西智和
　高句麗初期の領)或と積石塚　東 潮
　海上の道の始まり　小田静夫
　貝斧からみた海上の道　安里嗣淳
　考古学からみた海上の道　木下尚子
　古瓦からみた14〜 15世紀の海上の道　上原 静
　琉球列島最南端。波照間島大泊浜貝塚の調査　安里 進.
　南西諸島における人骨研究の現状　土肥直美
　2つの新聞記事から　佐原 真
『考古学資料集』目録