<目次>
まえがき
序章　牓示札
第一章　道制
　1　古代の籍帳と道制―発掘された古代文書から
　付　最古の戸籍木簡―福岡県太宰府市国分松本遺跡第一三次調査出土第一号木簡
　2　古代東国史の再構築に向けて
　3　七道の結節国―甲斐・飛騨・美作
　4　「東山道」の呼称―奈良県西大寺旧境内出土木簡
第二章　城制
　1　古代における東北の城柵
　2　越後国の城制論―新潟県村上市西部遺跡出土の漆紙文書
第三章　国府
　1　文献史料からみた出羽国府論
　付　出羽国府と渤海国
　2　秋田城跡漆紙文書からみた出羽国府論
　3　古代地方都市論―多賀城とその周辺
　4　八幡林官衙遺跡木簡と地方官衙論
　付　国司を「大夫」と尊称する
第四章　郡家と里・郷
　1　古代の郡家と所在郷
　2　建郡碑―多胡碑の輝き
　3　古代越後国の磐船郡と沼垂郡―新潟県胎内市屋敷遺跡出土木簡から発して
　付　生業―大和の有力者の多角経営