<目次>
田中広明　はじめに
田中広明　総論　地域史の新しい視点
第1部　仏教勢力の浸透と開発
　山口耕一　下野国河内・都賀郡の地域開発　多功南原遺跡を中心に
　出浦崇　寺院・郡衙と地域開発　上野国佐位郡の事例から
　澤口和正　窯業生産地と古代の仏教
　依田亮一　神仏と山川藪沢の開発　鎌倉郡沼濱郷
　荒井秀規　古代東国の寺領庄園
第2部　集落の盛衰と開発の担い手
　田中広明　古代の開発と地域の編成
　清水哲　拠点集落の消長―常陸国河内郡嶋名郷
　原明芳　信濃国筑摩郡の変容、その主体者は誰か　平安時代後期を中心に
　富元久美子　渡来人による新郡開発　武蔵国高麗郡
　北村安裕　班田制と土地開発
第3部　生産力向上と地域の力
　斎藤秀樹　扇状地の開発と集落の展開　甲斐国御勅使川扇状地を中心に
　藤木海　官営製鉄と地域開発の展開　陸奥国宇多郡・行方郡
　鶴間正昭　国府を支えた手工業生産　武蔵国府とその周辺
　加藤貴之　集落の拡大と地域の開発　下総国印幡郡
天野努　あとがき