読み:かぶとづかこふん
2014年3月に非売品で刊行されたときの副題は「下野国分寺跡史跡整備関連発掘調査報告書」、11月に市販増刷された際の副題は「下野国分寺跡史跡整備に伴う関連調査」のようです。

【調査報告要約】※発行元HPより
　下野市国分寺地区を中心に小山市飯塚地区・壬生町藤井地区にかけて古墳時代後期の首長墓と想定される多数の大型古墳が築造されており、その周囲には後期群集墳が多数築造されている。
　これらの首長墓は共通した特徴を備えており、その特徴から「下野型古墳」と総称されている。
　本報告はその古墳群(しもつけ古墳群)中の甲塚古墳の発掘調査報告書である。
　下野国分寺跡の史跡整備に伴う発掘調査で、隣接し未調査である本古墳の調査を実施した。
　墳丘は明治時代に大きく掘削されているため、墳丘第一段目である平坦面(基壇面)の調査を主に実施した。
　結果、多くの形象埴輪や土器群が出土したことにより「下野型古墳」と総称されている古墳の墳丘第一段目の使用方法の一端が判明し重要な成果を得ることができた。