※発行元品切れとなりました(24/12/3確認)
【内容】※発行元広告文より抜粋
　糞置・二上遺跡は福井市南部の文殊山の北麓に所在する。一帯は奈良時代に東大寺荘園糞置庄が置かれたと場所にあたる。
　遺物としては土器が多量に出土しており、北陸で「月影式」と呼ばれる弥生時代終末期の土器型式に属するものが大半であり、きわめて多様な器種が含まれている。受け口を呈し口縁に擬凹線をほどこす甕や、口縁が大きく伸びる鉢、そのほか装飾器台などがある。いわゆる外来系の土器はまだ限られていて、古墳時代らしい斉一的な内容に変わるまえの地域色の強い土器群として評価される。
【目次】
第1章　遺跡地の地形と環境
第2章　調査研究のあゆみ
第3章　調査の概要
第4章　出土遺物
第5章　考古学的分析と評価
第6章　越前国足羽郡糞置村開田地図の現地比定