2015年7月18日・19日に開催されたシンポジウムの記録集。発表要旨の再録、総合討論の記録、成果と課題を掲載。16世紀の大名居館の建物・庭園・空間構成をどう読むか?
〈目次〉
佐々木 健策　相模小田原、北条氏城館の調査成果　御用米曲輪の発掘調査成果　　
五十川 雄也　豊後府内、大友氏館の調査成果
丸尾 弘介　周防山口、大内氏館の調査成果
重見 高博　阿波勝瑞、三好氏館の調査成果
井川 祥子　美濃岐阜、織田氏館の調査成果　山麓居館の発掘調査成果
藤田 若菜　越前一乗谷、朝倉氏館の調査成果 　 　　　　　　　
今野 賀章　陸奥梁川、伊達氏館の調査成果　　
小野 正敏　館・屋敷をどう読むか　戦国期武家館を素材として
池谷 初恵　伊豆韮山、堀越御所の池 　15世紀後半の事例 　　　　　　　
シンポジウムの成果と課題
高橋知奈津　庭園史からみた戦国時代の居館庭園遺構
鈴木 智大　建築史学からみた16世紀の大名居館
中島 圭一　戦国時代の大名・国衆にとっての室町幕府的規範
中島 圭一「庭園」があるという城館
村木 二郎　「朝倉館モデル」とその地平　小田原城跡御用米曲輪跡の調査成果が投じた問題