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紀伝道研究史料集　文武朝〜光孝朝

古藤　真平 編

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シリーズ 古代学協会研究報告第12輯
発行元 古代学協会
出版年 2016/03
判 B5
ページ 95
六一ID N60139

新刊・電子書籍

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古書

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【内容】※発行元広告文より抜粋
本書は、筆者が古代学協会から補助を受け、平成二十三〜二十六年度に行った個人研究「紀伝道課試関係記事の編年的集成」の成果の一部をまとめたものである。紀伝道とは、日本古代の大学で中国文学と中国史を専攻した学科が、平安時代に入ってそう呼ばれるようになったものである。官人登用試験制度上は、中国唐の秀才・進士を継受した同名の課試制度に対応する学科であり、それとは別に文章生試という試験制度もあった。この研究は、元々は編者が大学の卒業論文として取り組みを始め、大学院在学中に論文発表して以来、今日まで続けてきたものを土台としている。紀伝道の試験制度の沿革を論文、出身者の試験合格の様子を編年史料集として活字化してきたのだが、現在の研究水準から見ると、綻びが目立ち、そのままで通用する部分は小さくなっている。今回の報告書では、それらを取り繕ったものを発表するのではなく、試験制度の沿革(大宝律令施行〜延喜式施行)も編年史料形式でまとめ、試験合格者のデータ(西暦七〇一〜八八七年)には史料の原文抄出を添えることで、紀伝道を研究するための史料集とすることを目指した。日本古代史と日本漢文学の研究工具の一つとしてお役に立つことができれば光栄である。

　
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