【主な内容】※発行元HPより
古代日本の国家と社会、律令制の実態を最新の研究により明らかにする論集の第2冊。律令制と王権の展開を、政治・法令・生産・交通・アジアとの関連など独自の角度から考察する。「律令制の成立」「律令法の展開」「王権の展開と貴族社会」「アジアのなかの律令法と史料」の4つの部で構成し、多彩な論考20編を収め、古代史の新たな視点を示す。
【目次】
�� 律令制の成立
三谷芳幸　日唐の供御米について
武井紀子　日唐律令制における官物管理―監臨官の不正と官物補填をめぐって
古尾谷知浩　八世紀の布帛生産と律令国家
吉永匡史　律令関制度と「過所木簡」
鐘江宏之　大宝建元とその背景
�供［�令法の展開
春名宏昭　藤原仲麻呂政権の一側面―紫微内相と左右京尹
有富純也　平安時代における伊勢神宮・神郡の刑罰
吉松大志　『延喜式』諸司公廨条と官舎修造
山本祥隆　公廨二題―律令国家地方支配の転換点をめぐって
野尻　忠八、九世紀における賑給の財源―義倉から正税へ
�掘＿Ω△療験�と貴族社会
倉本一宏　六人部王の生涯―「奈良朝の政変劇」を離れて
佐藤全敏　蔵人所の成立
石田実洋　平安時代の壺切
増渕　徹　信濃梨考―特産物生産と貴族社会
佐々田悠　『時範記』の一背景
�検．▲献△里覆�の律令法と史料
小口雅史　日本古代戸籍の源流・再論
佐々木恵介　古代日本の名簿に関する試論
三上喜孝　慶州仏国寺重修文書の予備的考察―古代中世東アジア古文書研究にむけて
稲田奈津子　納棺・埋葬儀礼の復原的考察―トゥルファン出土随葬衣物疏を中心に
大津　透　唐令復原と天聖令―賦役令を中心とする覚書