※2019年2月9日〜11日まで開催された記念大会の資料集です。近世考古学関連三研究会(江戸遺跡研究会、関西近世考古学研究会、近世陶磁研究会)が共同で計画・開催しました。なお、印刷の仕様により、擦れによる色落ちが生じている場合がございます。予めご了承ください
<内容>
趣旨説明 堀内秀樹「近世の酒と宴」
◆記念請演
古泉 弘「近世考古学の提唱」から50年 近世考古学のあゆみ
◆第1セッション テーマ「醸造・輸送」
赤松 和佳 近世 酒造遺構の特徴 酒の町 伊丹郷町を事例に
杉本 厚典　近世から近代の大坂の酒造業とその関連産業の分布について
松尾 信裕　第1セッション 総括
◆第2セッション テーマ「流通容器(徳利を含む容器すべて)」
水本 和美 江戸の「徳利」にみる酒類の流通と消費
赤松 和佳 酒の運搬容器(通い徳利)について　伊丹・大坂を中心に
中野 雄二 近世波佐見諸窯における酒に関する磁器製品
長佐古 真也 第2セッション 総括
◆第3セッション テーマ「飲酒文化(儀礼・遊興等)」
岩淵 令治 江戸の小売酒
原田 信男 近世における酒宴
関根 達人 アイヌ民族と酒 漆器>陶磁器の価値観
◆第4セッション テーマ「酒器」
大橋 康二 酒器 生産地・肥前 江戸中・後期を中心に
成瀬 晃司 酒器からみた江戸の飲酒事情
渡邊 晴香 関西出土の酒器について
渡辺 芳郎 第4セッション 総括
<紙上発表>
◆第2セッシヨン テーマ「流通容器(徳不」を含む容謡すべて)」関連
山下峰司・春日美海　瀬戸・美濃窯における「貧乏徳利」の変遷
長谷川 眞　流通容器 生産地・丹波
乗岡 実　近世備前焼の徳利について
畑中 英二　信楽焼の徳利
河合 修　志戸呂焼の徳利
吉田 健太　琉球王国における無釉陶器生産と流通 泡盛の需要とその背景
◆第4セッション テーマ「酒器」関連
清水 香　塗盃の出現と展開
三代俊幸・関根信夫　佐賀藩の献上土器 〜国元から江戸へ〜
新田 和央　近世京都の酒器 公家と土師器
天野 賢―　酒器・ガラス 横浜外国人居留地 山下居留地遺跡の様相