※発行元品切れとなりました(2021/2/18確認)
※片桐孝浩さん退職記念の論文集です。『香川考古』のバックナンバーも入手可能な号を少部数入荷しております。
【目次】
第1部　地域から「歴史」を語ることができるのか?
川部浩司　農耕開始期の墓葬をめぐる出自集団関係　四国島の列状/ 列指向墓群を中心として
乗松真也　弥生時代中期における金山産サヌカイト製石器の流通　　
禰�電腸唾法々畧邯�における弥生時代鉄器製作遺構の「再発掘」　
大久保徹也　古墳時代列島政治秩序を捉え直すために　前期前半段階と中期段階における古墳築造動向の比較検討　
高上　拓　　積石塚の広がりと受容からみた地域の実態　 　　　
海邉博史　丸亀平野の横穴式石室に関する若干の検討　善通寺市王墓山古墳・菊塚古墳の調査整理覚書
中嶋美佳　 段ノ塚穴型・忌部山型石室の型式学的検討　　　　　　　
渡邊　誠　 　古代山城からみた「地方」の成立　讃岐城山城を事例として　
蔵本晋司　 香川県内出土の陶硯についての素描　風字硯・猿面硯の編年作業を中心として
岡本治代　 讃岐における古代瓦の文様系譜
塩冶琢磨　 宗吉瓦窯跡出土瓦の考古学的研究　凸面布目平瓦を中心に　
香川将慶　 讃岐国分寺瓦屋の成立と在地寺院の瓦生産の関連性について
山元敏裕 　多口瓶の出土事例からみる終焉についての一考察　分布の縁辺にある中四国地方の出土事例を中心として
狭川真一　 讃岐の中世墓事情
佐藤亜聖　 瀬戸内地域出土和泉型瓦器椀の産地について
東　　信男　 織豊系城郭の石垣構築技術の発展と視覚効果1
松田朝由　 讃岐における中・近世移行期の石造物の展開と地域社会
萩野憲司　 近世における四国遍路の往来手形発行　讃岐国大内郡引田村を事例に
御厨義道　 宝暦七年高松藩士刃傷事件について
長井博志　 薬広告に描かれた五疳の病と子供　広告デザインの変遷とその意義
久保田昇三　 重要文化財「豊稔池堰堤」と豊稔池水没遺跡(仮称)
第2部　現代社会、地域において「歴史」、「文化財」とは
山本一伸　 郷土の歴史資料を利活用するために必要な事　小西和資料の紹介を通じて
信里芳紀　 史蹟名勝天然紀念物保存法制下の府県令等による保存顕彰規程　
中島恒次郎　 文化財は、未来の社会存在として継承できるのか?　　
白木　亨　 　社会教育及び学校教育への文化財行政のアプローチ　多度津町の文化財活用例から