【内容】
　畿内地域を中心に、小支群の様相、それらの集合体としての群集墳の様相を明らかにし、そこから古墳時代の家族・集団がいかにみえるのかを検討する。支群形成、追葬、埋葬施設、副葬品組成、須恵器の副葬、古墳の終焉、横穴墓や集落との比較検討など、様々な分析視角から検討した最新の研究成果を収録する。
古代学研究会2018年度拡大例会シンポジウムをもとにした成果報告書。

【正誤表】
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趣旨説明
絹畠　歩　開催趣旨―群集墳研究と古代学研究会
報告
太田宏明　古墳時代の家族・集団と群集墳
山田　暁　初期群集墳における造墓集団とその体制
藤村　翔　横穴式石室からみた群集墳の集団原理　近江・畿内地域を中心に
岩越陽平　器種構成からみた群集墳の須恵器副葬について―大和・河内地域のいくつかの群集墳の事例から
絹畠　歩　副葬品からみた群集墳被葬者の職能と階層　畿内地域を中心として
岩橋由季　横穴墓の造営過程からみた被葬者集団　近畿地方中部を中心に
小田裕樹　群集墳の終焉について
鈴木一議　集落遺跡と群集墳　大和地域を中心に
シンポジウムの記録
「群集墳研究の新視角」討論 作成:絹畠　歩
第�局堯ヽ特楼茲砲�ける群集墳の分析
太田宏明　畿内地域の群集墳
奥田智子　近畿の群集墳1　播磨地域
萩野谷正宏　近畿の群集墳2　紀伊地域
菊池吉修・田村隆太郎　東海地域の群集墳　遠江・駿河・伊豆を中心に
第�敬堯〜躋腓氾庫勝δ鷂�
総括
総括　絹畠 歩・太田宏明
展望
群集墳展開の教条的な原理の打開と多様性 森岡秀人
提言
『群集墳研究の新視角』に寄せて 森本　徹
後記 絹畠　歩

編者一覧
絹畠　歩
太田宏明

執筆者一覧(執筆順)
太田宏明　(おおた　ひろあき)　(河内長野市教育委員会)
山田　暁　(やまだ　さとる)　(西宮市教育委員会)
藤村　翔　(ふじむら　しょう)　(富士市市民部文化振興課)
岩越陽平　(いわこし　ようへい)　(奈良県立橿原考古学研究所)
絹畠　歩　(きぬはた　あゆむ)　(奈良県立橿原考古学研究所)
岩橋由季　(いわはし　ゆき)　(古賀市教育委員会)
小田裕樹　(おだ　ゆうき)　(独立行政法人国立文化財機構　奈良文化財研究所)
鈴木一議　(すずき　かずよし)　(奈良県立橿原考古学研究所)
奥田智子　(おくだ　ともこ)　(大手前大学史学研究所研究補佐)
萩野谷正宏　(はぎのや　まさひろ)　(和歌山県立紀伊風土記の丘)
田村隆太郎　(たむら　りゅうたろう)　(静岡県スポーツ・文化観光部文化財課)
菊池吉修　(きくち　よしのぶ)　(静岡県スポーツ・文化観光部文化財課)
森岡秀人　(もりおか　ひでと)　(関西大学大学院・古代学研究会代表)
森本　徹　(もりもと　とおる)　(財団法人大阪府埋蔵文化財センター)