【内容】
明治以降、金沢を中心とした北陸の地で茶道がどのように発展していったのか。近代の数寄者や茶人たち、そして入札会をテーマに平成17年10 月に開催された特別展覧会「石川・富山の近代茶道　-入札会と数寄者-」の記念図録です。出品された作品の解説付きカラー図版はもとより、近代数寄者の紹介や先輩美術商の講演記録など美術商ならではのほかにはない充実した内容です。また両開きの巻末からは、付録として大正・昭和期を中心に石川・富山で行なわれた入札会をほぼ網羅した入札(売立)記録や石川・富山の近代茶道関係人名辞典を掲載。索引も充実しています。 茶道愛好家、茶道関係者の方々はもとより、茶の湯に興味をお持ちの方々には、北陸の近代茶道を知る上でも是非この機会にお求めいただきたく存じます。

・ 展観図版 (カラー120ページ)
　・ 解説 (加賀伝来の茶道具、所蔵家解説、加賀の近代茶道、石川・富山の近代茶人)
　・ 先輩美術商の講演記録
　・ 座談会(金沢美術青年会40・30周年事業を振り返る)
　・ 入札(売立)記録(家名索引、作者別索引、品目別索引付き)
　・ 近代茶道関係人名辞典(号名索引付き)