・第一巻 言語学　言語一般・系統・資料
新言語学/言語学原論を読む/言語と民衆/将来の言語活動/民衆の言葉/四つを数えるまで ほか

・第二巻 国語学I　国語学一般・国語史・音韻
原日本語の構成/国語学史と上田万年先生/国語二千六百年史/日本語の発祥/国語の特質 ほか

・第三巻 国語学II　文法・敬語・方言
品詞文類上の新疑問―語類の区別か話部の分割か/文学と文法/敬語/方言研究と言語の正・訛 ほか

・第四巻 国語学III　国語政策・国語教育・語彙・語源
共同語から標準語へ/標準語のために/漢字廃止論/新国語の生みの悩み/新仮名遣い是非 ほか

・第五巻 アイヌ語I　アイヌ語文法・語法 [資料・語彙集]
樺太アイヌの音韻組織/アイヌ語学上の一問題/アイヌ語の発音について/アイヌ語学講義 ほか

・第六巻 アイヌ語II　アイヌ語学(史)・日本語との交渉(語源・地名)
蝦夷語学の鼻祖上原熊次郎と其の著述/世界最古の蝦夷語彙/アイヌ語研究資料に就て/蝦夷語学事始 ほか

・第七巻 アイヌ文学I
アイヌの文学/アイヌの詩歌/蝦夷伝説源流考/アイヌの詞曲について/アイヌの神話に就て ほか

・第八巻 アイヌ文学II
ユーカラ概説/ユーカラの話/北方神話の色彩/口承文芸の性格/万葉集の歌とアイヌの歌謡 ほか

・第九巻 アイヌ文学III
北蝦夷古謡遺篇/虎杖丸

・第十巻 アイヌ文学IV
アイヌ叙事詩ユーカラ/沙流アイヌの羽衣伝説/蝦夷の秘曲「蘆丸」の遺篇/虎杖丸(別伝) ほか

・第十一巻 アイヌ文学V
アイヌ聖典/アイヌの神典…アイヌラックルの伝説/りくんべつの翁

・第十二巻 アイヌ文化・民俗学―アイヌ概説・生活・民俗・信仰・伝承・歴史・雑纂
アイヌの系統/アイヌ研究の問題及び方法/アイヌ研究の現状/北海道アイヌ今昔/アイヌの人々 ほか

・第十三巻 石川啄木
啄木と賢治/啄木の悪徳/啄木の美点/啄木夫人節子さんの貞節・生きながらの犠牲の生涯 ほか

・第十四巻 文芸I―随筆
心の小径/北の人 ほか多数の随筆

・第十五巻 文芸II―随筆・歌集・年譜
私の歩いてきた道 ほか随筆/歌集「錦木抄」「続錦木抄」/金田一京助博士年譜