※日本考古学協会福岡大会(2022年度)で行われる講演会にあわせて刊行された書籍です。『古代都城の空間操作と荘厳』(2019年)に続く二冊目の著作集にあたり、著者が発表してきた論考のうち、国家形成過程に関するものをまとめた書籍。
【本書の内容】※発行元ご案内文より
考古学者が実証的、理論的に解き明かす日本における階級社会発生と国家の形成。

【目次】
第�吃堯々餡鳩狙�の理論的検討
第1 章　階級社会形成に関する学説史的検討
はじめに
�機仝電騎慇發療験�　編年的に
�供〔簑蠹世慮‘ぁ�
第2 章　日本における階級社会形成に関する学説史的検討
はじめに
�機々邑迭愕阿瞭宛�
�供々邑迭愼發瞭宛�
第3 章　階級社会形成の理論的問題点
�機〕�論的諸問題
�供ー鹹浩�概念の再検討
第4 章　欧米における階級社会形成論
はじめに
�機．侫蝓璽疋泪�,ローランズの社会進化モデル
�掘．泪ぅ吋襦Ε泪鵑�IEMP 理論にかかわる問題
第�局堯〔鐇源�代社会の位置
第5 章　階級社会への道への路　
はじめに
�� 　国家形成にかかわる諸問題
�� 　日本における国家機構の成立　
�� 　弥生時代の社会
�� 　階級社会への道への路　パラダイムからの脱出
第6 章　弥生時代における首長層の成長と墳丘墓の発達
�機〔簑蠅僚蟶�
�供（�丘墓の展開―地域別概観
�掘々融　�
第�敬堯仝妬�時代から古代へ
第7 章　北部九州6・7 世紀史研究の予備的検討
�機“悵罎陵隶柄阿遼棉�九州　
A　文献史料からみた磐井乱以前の北部九州
B　考古学資料から見た磐井乱以前の地域統合の進展
�供“悵罎陵雜紊遼棉�九州とヤマト王権
A　考古学資料から見た磐井の乱以後の北部九州の状況
B　国造制の実態
C　部民制の展開
�掘�7 世紀史への展望　
A　領域的編成の成立　
B　令制大宰府の成立　
C　考古学的検討の方向性　
第8 章　ミヤケの考古学的研究のための予備的検討
はじめに―磐井の乱とミヤケの設置
�機．潺筌韻竜’宗�
�供’鄲刃儕茣澆離潺筌韻硫鯡世里燭瓩僚猗�作業
第9 章　古墳時代親族構造論と古代国家形成過程
�機々餡鳩狙�過程論
�供‐絅慮恐７衒莊欧猟敢困魴正，箸垢訖涜温渋じΦ罎�提示した諸問題
�掘，泙箸瓩氾庫�
第10 章　古墳時代親族構造論と古代史研究　
はじめに
A　親族構造研究の諸論点　
B　田中説における先史・古代親族構造論　
C　文献史学の古代家族・親族論,籍帳論　
D　7 世紀史の考古学的研究の課題　
E　考古学は科学か
第�孤堯‥譽▲献△砲�ける国家形成の比較研究
第11 章　国家形成の東アジアモデル　
�機〔簑蠅僚蟶漾�
�供‥譽▲献△砲�ける国家形成プロセス
�掘々餡鳩狙�の東アジアモデル　
第12 章　いわゆる東夷社会における国家形成モデル
はじめに　
�機〔簑蠹晴鯡世諒�向性　
�供…�鮮半島での国家形成　
�掘‘�本列島での国家形成　
補記
あとがき