【内容説明】
井伊直虎が歴史上で活躍するのはおよそ10年。女性でありながら地頭という役割を見事に果たし、一族が守り通した直親の遺児虎松(のちの直政)が徳川四天王にまで成長する。直虎から彦根藩初代となる直政へ…、井伊谷に生きた人々が時を繋いだ井伊家十四代。唯一無二の彦根城、大名庭園、近江に残る「オコナイ」の文化が今にある。

【目次】
井伊谷の直虎
直虎と直政
井伊家、もう一つの「開国」—初代直政、慶長の「開国」
彦根のラストエンペラー
彦根城—築城の経緯と縄張り
彦根城の魅力
井伊家にとっての佐和山城
井伊家と庭園
近江の「オコナイ」と遠江の「おくない」湖北を結ぶ祭礼の不思議
井伊家十四代