本書はパリ大学北京漢学研究所が1950年と1951年に出版した《漢漢代画像全集》の初編と二編の影印本です。
　《漢漢代画像全集》は20世紀40代からパリ大学北京漢学研究所で職務に就いた傅惜華先生が収集したした1000数枚余りの精美な拓片と山東地区所出の漢代画像拓片図譜500余枚をともに収録する。画像ごとに原石の出所、収蔵場所、画像所在原石部位、拓本尺寸,録文,题材類別ごとの説明等考訂し著述は謹厳です。
　両漢画像の歴史は古くこれに加え戦乱などの原因により画像の石刻原物は建国前すでに行方不明でした。この出版された《漢漢代画像全集》両編は(この二編は山東の画像石資料を専ら収録しましたが、当初の計画では三編は河南山西陝西省等の資料、四編は四川などの資料を収録する予定でしたが完成することはできませんでした。)山東地区漢代画像の風格と風采を見ることができます。特に既に壊れてしまった画像やその外の拓片は本書をもって保存されています。
本書はパリ大学北京漢学研究所(西方のもっとも早い漢学専門研究機構中の一つで多くの著名なフランスの漢学家と密接な関係があり、大量の重要な漢学研究成果を取得している。)とフランス漢学界の関係を得、初めて大量の精巧で美しい漢の画像石画像を国外漢学界に紹介し、世界に対し漢代画像石に対する関心、注目を引き起こし研究されることとなり、その功績は消えることはありません。
今日に至った今でもそれは国内学学術界の非常に重視する資料です。
　本書は収録した拓片の多くは初めての拓本で、傷みが少なく、拓本の作業も精巧にできています。原版は1950年と1951年に商務印書館から各200部を組版印刷されましたが
当時の状況から対外に公開されたものは少なく、保存されているものは極めて少なく高い収蔵価値があります。
　このたびの出版は原版の通号第7号を影印したもので印刷や装丁は原版と一致しています。全部の印刷数は300セットのみです。