《玉架山考古精粹》

　玉架山遗址是临平山北一处地势不高的“大土墩子”,西距良渚古城遗址20余千米,是一处仅次于良渚古城地区的规模较大、等级较高的良渚文化中心聚落。2008年以来,这里陆续发现了总面积达15万平方米的6道相邻环壕,并清理出墓葬640余座、灰坑30多个以及土台、祭祀广场、居住址建筑等遗迹11处。遗址出土了大量的陶器、石器、玉器等文物,总数超过8000件。玉架山遗址由多个环壕组成的环壕聚落现象,为研究良渚文化的社会组织结构及其人口数量、氏族内部和氏族之间的等级差异等都提供了全新的材料和视野。

　玉架山遺跡は、臨平山の北側に位置する比較的標高の低い大規模な土塁状の遺構であり、良渚古城遺跡から西へ約20キロメートルの地点にあります。これは、良渚古城に次ぐ規模と階層性を備えた良渚文化の中心的集落遺跡とされています。
　2008年以降の発掘調査により、総面積約15万平方メートルに及ぶ6本の隣接する環濠が確認され、さらに墓葬640基以上、灰坑30余基、土壇・祭祀広場・住居跡など11か所の遺構が発見されました。
　また、遺跡からは陶器・石器・玉器など8000点を超える多種多様な文物が出土しています。
　このように、複数の環濠から構成される環濠集落という特徴的な構造は、良渚文化における社会組織の構造、人口規模、氏族内部および氏族間の階層的関係を解明するうえで、新たな資料と視点を提供しています。